２０年目のサクラサク

２０年間、逆境に立たされ続けた男がいる。味方など数えるほどで、表面上は友達ヅラをするも影ではすべてを否定され四面楚歌。なぜここまで頑なに拒否されるのか、悲しいほどにイバラの道を歩み続けた彼だが、ここへ来て...

２月１６日、ほぼ春。

Ｓｐｒｉｎｇ　ｈａｓ　ｃｏｍｅ．本日の東京は春がやって来たかのような、穏やかで美しい晴天が広がっていた。そして私のサテライトオフィスであるスタバも、メニューを一新、春仕様となった。さくらふ...

「安西先生　バスケがしたいです」

ちょっとした失敗をしてしまった。悪意など微塵もなかったのだが、こういうことに心組みも遊び心も意味はなく、結果こそがすべて。完全に私の落ち度ゆえ、モヤモヤした気持ちは募り罪悪感に苛まれる。「...

レインボー陰謀、オカルトトラスト、まことにすいまめーん

陰謀論とかオカルトといった話は、いつの時代でも「付き物」といえる。ソレに踊らされる人々を見ると、過剰な反応に人間らしさが溢れており滑稽だ。ソレを心底信じているとは思わないが、おもしろおかしく浸透していく様...

てんぷのさい（つまらない面白さ）

「なんかためになること言ってた？」ニートの友人が質問する。「エビの天ぷらを食べれば、その店のクオリティーがわかるって言ってた」私が答える。「ためになるわ～」・・絶対ウソ。＊ &nb...

HENNNA日常

じっとしていることが苦手は私は、すかさず関西方面へ逃げた。一箇所にじっとしていることが苦手、というわけではない。外出しない時は１週間でも自宅にこもり、風呂にも入らず、顔も洗わず、歯も磨かず、ホームレス顔負...

電車でＴＥＬ‼︎

電車やバスといった公共交通機関で、移動中に困るのは電話がかかってきた時だ。わりと無神経な私でさえも、他人が大声でどうでもいい話をしていたら、あまりいい気分ではない。ましてや電車やバスといった...

エビの仲間の敵は・・・そもそも

ーーイサダの踊り食いなんだイサダって。だが、潤んだ瞳のおばちゃん（店員）に見つめられれば、イサダをすくわないわけにはいかず、バケツの中でスイスイ泳ぐイサダを網ですくい、茶碗へと放り込んだ。...

馬と白鳥

友人のミヤケン（仮名）は、巨大な風船のように丸く膨らんだ男だ。あわよくば風に乗って浮きあがるんじゃないか、というほどの見事な丸さ。そもそもミヤケンとの出会いは射撃。そして狩猟のシーズンにな...

余生

火曜日は毎週恒例、ピアノレッスンの日だ。右手の小指の第一関節にヒビが入っていそうな雰囲気のなか、２週間が経過する。ヒビが入っていてもなんとか、鍵盤を叩ける方法をあみ出しながらやってきたが、上手く弾けない...