引導を渡された先で待つ、残酷で気まぐれな現実
「指の怪我が治ってから、やりましょうか」 ピアノの先生から引導を渡されたわたしは、「やっぱり」という諦めと同時に、崖から突き落とされたかのような孤独を感じた。痛めている指は右手の人差し指と小指であり、もしか...
「指の怪我が治ってから、やりましょうか」 ピアノの先生から引導を渡されたわたしは、「やっぱり」という諦めと同時に、崖から突き落とされたかのような孤独を感じた。痛めている指は右手の人差し指と小指であり、もしか...
「そのうち、練習することが楽しくなるから」 ピアノの先生の先生・・すなわち師匠の元へ通い始めた頃、こんなことを言われた記憶がある。正確な表現は忘れてしまったが、"曲を完成させることよりも、練習している時間が...
"ピアノの先生の先生"のところで習い始めてから、早二か月が経とうとしている。出会ってまだ二か月とはいえ、それでも週に2回以上レッスンに通っているため、もうすでに気心知れた関係となりつつある。 そんな先生の先...
その動作や行為ができないことについて、結果的に「できていない」のは事実だとしても、そもそも「(物理的に)できない」のか、それとも「(やり方が分からないから)できない」のかでは、大きな違いがある。 そして後者...
感覚的なものというのは、分かったようで分かっていない場合がある。正確には、覚えたつもり・・あるいは理解したつもりが、そうじゃない場合がある。瞬間的には「わかった!」と小躍りするも、しばらくしてから改めてトラ...
なにかを始めるのに「遅すぎる」ということはない・・と、改めて実感した。無論、"なにかの入り口"を知るのが早ければ、その分だけより深く掘り下げる時間が手に入るのは確かだが。 よって、もっとも重要なのは「スター...
この世はすべてカネで解決できる・・と思われがちだが、いくらカネを積んだところで手に入らないものはある。その一つに「感覚」が挙げられるだろう。自分自身が感じる感覚というのは、いくら大金を積んだところですぐさま...
なんともいい時代になったものだ・・とつくづく実感する昨今。なぜなら、昔ならば現地へ赴かなければ知ることのできなかった情報が、今では寝ながらにして触れることができるからだ。 たとえば、Googleマップのスト...
わたしには、ついつい調子に乗ってしまう悪い癖がある。それは大きな勘違いであり、井の中の蛙でもあるのだが、それに気がつかない愚かさは、もはやチャームポイントといってもいいだろう。 なんせ、先生を驚かせようと自...
「ながら作業」というのは、なんとなく気分もいいし効率的だと思われがち。しかし、はっきり言ってその時間は無駄である。 なんだかんだで人間は、一つのことにしか意識を傾けることはできない。そのため、複数の作業をこ...
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