シルバーカー(手押し車)にぶら下がる年季の入った杖が示す、幸せの相関図
誰しもがそんな言葉を吐けるわけではないし、やはり彼女の心が美しいのだろう——と、使い古したシルバーカーにぶら下がる杖を見ながら思うのであった。 仮にわたしが彼女と同じ境遇の人生を歩んだとしても、そんな純粋な...
まとも誰しもがそんな言葉を吐けるわけではないし、やはり彼女の心が美しいのだろう——と、使い古したシルバーカーにぶら下がる杖を見ながら思うのであった。 仮にわたしが彼女と同じ境遇の人生を歩んだとしても、そんな純粋な...
ピアノ(きっと、わたしには一生弾くことのできない曲なんだ・・) わたしには、生まれて初めて"練習することを諦めた曲"がある。それはモーツァルトのソナタK.310だ。明るくて華やかな雰囲気の曲・・言い換えれば、誰か...
まともわたしは今、二人の先生にピアノを師事しており、地理的にみると、一人の先生は目黒でもう一人の先生は北赤羽が拠点。しかも、目黒の先生の"先生"が北赤羽の先生なので、わたしは勝手に「先生」」と「師匠」という風に呼...
変普段から目にしているとそうでもないが、たまに見かけるからギョッとするのだろうか。繁華街を歩いていたところ、倒れた業務用ゴミ箱の陰から一匹の黒いネズミが現れ走り去っていった。 ——ネズミにビビるなんてありえな...
変今度こそ、今度こそ"ついに春になったのだ"と、わたしは強く確信した——。 今までは、正直なところ「春であってくれ」と願う部分が多かったのを認めよう。どこか肌寒さを感じたり、「春本番というにはまだ早いか・・」...
社労士ヒトというのは何か見えない糸で繋がっているような、そして、それを手繰り寄せられたかのような出会いをする。 たまたまのタイミングで紹介された日本料理店の主と話をしたところ、「労働者を雇用するならば、ちゃんとし...
変久しぶりにド終電・・つまり、山手線の最終に駆け込んだわたしだが、それが"終電だったんだ"と感覚的に悟ったのは、目黒駅を降りた後だった。 「あぁ、これって終電あるあるだよな——」と、ちょっと懐かしく思えるその...
食いしん坊物事の本質というのは、外から眺めているのと中身を知るのとでは随分違うことがある。そういった意味でも、「経験」がいかに重要かは言うまでもないが、知っているだけではなく実際に目で見て触れることこそが、ヒトを成長...
変わたしは今、二名のクライアントを眼前に据えつつ、両脇には弁護士と税理士を従えて、都内某所の高級和食料理店にいる。 こういった店を訪れる機会は滅多にないので、ここぞとばかりによく分からない魚料理を注文しまくる...
変(これはある意味、緊急事態の発生を伝えているのかもしれない・・) 目黒駅に併設されている三菱UFJ銀行で記帳をしていた私は、慎ましやかな口座残高にため息を漏らしつつ、滅多に触れることのない現金...
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