相棒になり損ねたアイツ
偏見というか思い込みというか、やはり実際に体験してみないと分からないことは、この世にたくさんある。 中途失明により、人生のほとんどを真っ暗闇で過ごしてきた父は、頑固で堅物、おまけに理屈っぽい。...
偏見というか思い込みというか、やはり実際に体験してみないと分からないことは、この世にたくさんある。 中途失明により、人生のほとんどを真っ暗闇で過ごしてきた父は、頑固で堅物、おまけに理屈っぽい。...
都会と田舎の違いなのだろうか。それとも、個々の性質によるものなのだろうか。あるいは地理的要因なのか――。 とにかく驚いたのは、長野駅周辺を歩く人間は百パーセント、マスクを着用していたことだ。 ...
「目」というものは、顔に埋め込まれているため、前方から上下左右のある程度までを認識することができるが、それ以外の範囲を見ることはできない。 ましてや、自分自身の姿を確認するには、鏡などを使うしかないのである...
まともな冷蔵庫すら置かれていない我が家に、コンビニのレジ横に置いてあるような「上開き型の冷凍庫」が設置されて、初めての朝を迎えた。 自慢じゃないが、広い犬小屋程度の部屋のため、どこにいても冷凍...
ここ最近、疑問に思っていたことがある。疑問というよりも、やや不快な思いをしていたので、「その行為の裏にはどのような意図があるのか」を知りたかったのだ。 するとそこには、意外な理由があって驚いた。  ...
決して、太っていることが「悪」ではない。 食欲を抑えられないあまりに、食うだけ食ってエネルギー消費をしなかった結果、醜く太ったのであれば自業自得。 逆に、たとえば病気で太ってしまうとか、体質的に太りやすいと...
たとえば、便座のフタを開けっぱなしにする人物に対して、ちゃんとフタを閉めてから水を流すように忠告したところで、最初の何回かは気を付けるかもしれないが、すぐにやらなくなるだろう。 「三つ子の魂百まで」とまでは...
わたしが騒井と出会ったのは、およそ三年前のこと。 ブラジリアン柔術という共通のコミュニティで、体格が小柄な騒井とわたしはスパーリングで組まれることが多かった。 見た目が素朴で純粋そうな彼のこと...
先日、電子申請した「健康保険被扶養者異動届」が返戻された。 この手続きは、家族分の健康保険証を発行するためのもの。家族の氏名や生年月日、マイナンバー等を入力することで、被扶養者としての審査が行われ、認められ...
ホームレスというか、普段から路上で寝泊まりをしている「その道のベテラン」と、たまたま終電を逃して寝そべっている「素人」とを、一瞬で見分けられる人はいるだろうか。 スーツを着ていたりバッグを持っていたり、身な...
最近のコメント