鍋もコンロも存在しない我が家に、老舗の讃岐うどんが届いた
よくよく考えると、うどんやそば、ラーメンといった「麺類」を自宅で食べた記憶がない。理由は簡単だ、自宅で調理をしないからである。 わが家には炊飯器が存在せず、ガスコンロの上には段ボール箱が積まれているため、加...
よくよく考えると、うどんやそば、ラーメンといった「麺類」を自宅で食べた記憶がない。理由は簡単だ、自宅で調理をしないからである。 わが家には炊飯器が存在せず、ガスコンロの上には段ボール箱が積まれているため、加...
「アタシ、妊娠したんだ」 突然の告白を受けて、更衣室に居合わせた女子たちは悲鳴に近い歓声を上げた。そして口々に「おめでとう」「ついに、よかったね」と、喜びを露わに駆け寄ってきた。わたしは無表情に「うん」と頷...
ヒトは誰でも年をとる。そして誰だって「老いたくない」と思っている。それでも残酷にも時は過ぎ、また一つ年をとるわけで、どんなに抗っても目を逸らしても容赦なく突きつけられる現実からは、逃れることはできないのであ...
あらゆる場面で「今さら」なことが多いわたしだが、中でもピアノだけは、未だに「今さら」のオンパレードであることに衝撃を受ける。もしもこの感覚を小学生の頃・・いや、高校生の頃に持っていたら、わたしの人生は大きく...
最近いいことがないわたしは、せめて食べ物で満たされよう・・と、通りがかりのパン屋で目に留まった「抹茶味のクロワッサン」を買うべく店内へと入った。 わたしはとにかく抹茶に目がない。あんこ(小豆)...
どれほどイキがったところで、所詮わたしは温室育ちの港区民なんだ——。そう認めざるを得ないほど、足立区竹の塚は"修羅の街"としての威厳を放っていた。 深夜3時半、わたしは足立区の治安維持を任されたオトコ(以下...
これがいわゆる「世の常」というものなのだろう。二度あることは三度あるというか、よくないことは続くというか、面白いように予感が的中するのだから笑ってしまう。 * ピアノのレッスンに...
港区役所で年金相談員の業務に携わっていた頃、社労士であるわたしを訪ねて来る者の多くは、精神疾患を抱える人々だった。当然ながら港区に住民登録している区民からの相談がメインだが、なかには四国からわざわざ足を運ん...
「駅から徒歩〇分」という表記について、80メートルを一分でカウントしている・・というのは有名な話だが、早歩きをすればもっと早く着くことができるので、「歩く速度」の部分はさほど問題にはならない。 ところが、「...
圧倒的な忘却力を持つわたしだが、なぜか毎年忘れずにこなし続けている作業・・というか手続きがある。それは"転居届を出す"ということだ。 現在の住まいに引っ越してから早くも十年が経過するが、その間、毎年欠かさず...
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