瞬殺で「要らない」と切られた、商売道具のスペック
数年に一度、わたしを襲う精神的かつ金銭的な負担の一つに、「パソコンの買い替え」というストレスフルなイベントがある。 金銭面だけのストレスならば、二年に一度訪れるマンションの更新や、毎年4月に引き落とされる小...
数年に一度、わたしを襲う精神的かつ金銭的な負担の一つに、「パソコンの買い替え」というストレスフルなイベントがある。 金銭面だけのストレスならば、二年に一度訪れるマンションの更新や、毎年4月に引き落とされる小...
わたしの性分とでも言おうか、何かを断る際に明確な理由を伝えるべきか迷うことがある。考えすぎかもしれないが、依頼を打診した、あるいはほのめかした相手に対して、「やっぱりごめんなさい」と伝えることが至極苦手なの...
夕方食べたバターチキンカレーのせいか、はたまた抗ヒスタミン薬の副作用なのか。いずれにせよ、なぜこんなにも喉が渇くのか——。 とにかく異常なほどに水分を欲しているわたしは、晩飯のために入店した大戸屋にて真っ先...
誰しもがそんな言葉を吐けるわけではないし、やはり彼女の心が美しいのだろう——と、使い古したシルバーカーにぶら下がる杖を見ながら思うのであった。 仮にわたしが彼女と同じ境遇の人生を歩んだとしても、そんな純粋な...
(きっと、わたしには一生弾くことのできない曲なんだ・・) わたしには、生まれて初めて"練習することを諦めた曲"がある。それはモーツァルトのソナタK.310だ。明るくて華やかな雰囲気の曲・・言い換えれば、誰か...
わたしは今、二人の先生にピアノを師事しており、地理的にみると、一人の先生は目黒でもう一人の先生は北赤羽が拠点。しかも、目黒の先生の"先生"が北赤羽の先生なので、わたしは勝手に「先生」」と「師匠」という風に呼...
普段から目にしているとそうでもないが、たまに見かけるからギョッとするのだろうか。繁華街を歩いていたところ、倒れた業務用ゴミ箱の陰から一匹の黒いネズミが現れ走り去っていった。 ——ネズミにビビるなんてありえな...
今度こそ、今度こそ"ついに春になったのだ"と、わたしは強く確信した——。 今までは、正直なところ「春であってくれ」と願う部分が多かったのを認めよう。どこか肌寒さを感じたり、「春本番というにはまだ早いか・・」...
ヒトというのは何か見えない糸で繋がっているような、そして、それを手繰り寄せられたかのような出会いをする。 たまたまのタイミングで紹介された日本料理店の主と話をしたところ、「労働者を雇用するならば、ちゃんとし...
久しぶりにド終電・・つまり、山手線の最終に駆け込んだわたしだが、それが"終電だったんだ"と感覚的に悟ったのは、目黒駅を降りた後だった。 「あぁ、これって終電あるあるだよな——」と、ちょっと懐かしく思えるその...
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