焦げ茶色のバター塊
これは、焦げ茶色のバターだろうか――。 わたしは自他ともに認めるバターマニアである。 バターというのは、そのままダイレクトに齧りつくために存在しており、パンに塗ったり料理に使ったりするのは、邪...
これは、焦げ茶色のバターだろうか――。 わたしは自他ともに認めるバターマニアである。 バターというのは、そのままダイレクトに齧りつくために存在しており、パンに塗ったり料理に使ったりするのは、邪...
わたしはふと、「とおりゃんせ」の歌詞を思い出した。 (行きはよいよい帰りはこわい・・・) この意味は諸説あるそうだが、いずれにせよ、往路はルンルンだが復路は恐ろしい(あるいは、疲れてどうしようもない)ぞ、と...
わたしは今日、とある三兄弟と念願の対面を果たした。 その名もピースにラメール、そしてチェリーだ。 毎日、彼らが登場するYouTubeを見ながら、三人のキャラクターや行動特性について、完璧に学習...
「ユーチューバーです、登録お願いします!」 渋谷駅の目の前、ハチ公像の近く。 ユーチューバーを名乗る男性が、行き交う人に声をかけている。学生を中心に呼び止めては、チャンネル登録をお願いしている...
「驚かないでね。リュックにカマキリが付いているの」 近くで誰かが囁いた。 わたしは今、乗客で溢れかえる銀座線の車内にいる。しかも運悪く「渋谷行き」のため、ハロウィーンの仮装をした若者や外国人で...
秋だからか、それとも夜だからかはわからないが、とにかく眠い。 しかも急に寒くなってきたので、コンクリートの我が家はそろそろ地獄を迎えようとしている。 ちなみに、時間を問わず「昼寝」をする場合、...
ネットの世界というのは、まことに不思議である。 実際に会ったことも、話したこともない相手と、あたかも前から知り合いであるかのように、親身になって相談をしたりされたりするのだから。 しかも深夜3...
当然といえば当然だが、恐れていたことが現実となった。 振り返ればこの一か月、腹を空かせた記憶など一秒もない。むしろ毎日、腹がはち切れんばかりに飲み食いしていたことしか思い出せない。 そのうえ、ろくに運動もせ...
古代の日本において人々は、誰かの所有物で欲しいものがあれば、自分の所有物のどれかと引き換えに手に入れる、「物々交換」という手法を用いて生活していた。 その後、貨幣の走りとして布や塩、そして米が台頭した結果、...
日常生活を送る中で、「真っ暗」という空間に身を置くシチュエーションはほぼないだろう。 暗くて有名といえば映画館。エンドロールが終わり、場内の照明が点くまでの数秒間、いわゆる真っ暗になる。 だが...
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