二年間眠り続ける夫に届いた、労災認定の通知
友人の夫は、二年近く眠り続けている。もちろん、本当に寝ているわけではない。くも膜下出血を発症して以来、意識が戻らないままなのだ。 最愛のパートナーが倒れてからというもの、これまでとは一変した生...
友人の夫は、二年近く眠り続けている。もちろん、本当に寝ているわけではない。くも膜下出血を発症して以来、意識が戻らないままなのだ。 最愛のパートナーが倒れてからというもの、これまでとは一変した生...
「扶養範囲内で働いていたパートさん、年収200万円まで上げちゃっていいですよね?」 顧問先から突如このような相談があった。なぜいきなり・・・。 「YouTubeでやってたんですよ。このスキームなら合法的に社...
社労士という仕事をしていてつくづく感じるのは、「ヒト」という経営資源がいかに面倒な存在であるか、ということだ。この場合のヒトは、企業で雇う労働者を指すことが多いが、今回は経営者である「ヒト」についてである。...
ここ最近、にわかに本業が忙しい。その理由は、来月に迫った「地域別最低賃金の改定」のため、該当する労働者の労働条件通知書を作成しているからだ。 ほぼ毎年値上がりする最低賃金だが、最高値となる東京都は1,113...
(自分が労働者ならば、やはりコッソリ秘密にしておくだろうな・・・) 根っからの悪党であるわたしは、顧問先からの相談を受けながら内心こう思っていた。あぁ、わたしが労働者じゃなくて本当によかった——。 なんの話...
このご時世、書類のデータが存在しないということは、ある種の致命傷といえる。 たとえば、就業規則の変更をするとしよう。既存の就業規則では、定年が60歳と書かれているが、新たに65歳に変更しようとしたとき、実務...
深夜0時を過ぎた頃、わたしのスマホが震え出した。——誰かからの着信だ。画面を見ると、顧問先の社長からだった。 「夜遅くにすんません、労働者の公休日についてなんですが・・・」 彼は、来月から初の労働者を雇用す...
(こんなものを手作業でやったら、いったいどれだけの重篤なストレスと時間的負担を強いられるんだろうか・・・) この時期になると毎回感じることだが、労働者を雇用する事業主が毎年6月1日から7月10日にかけて行わ...
「今までどうして、末締め翌月5日払いで給与計算ができたのかしら・・」 ゴールデンウィーク明けに、とある女性社長がこう呟いた。 労働基準法には賃金支払いの5原則と呼ばれるルールが存在する。賃金は...
一週間のうちに20時間以上働く学生以外の人は、アルバイトやパートなどどんな名称であっても「雇用保険」に加入しなければならない。といっても、会社が手続きを行うので、労働者自らが何かをする必要はないのだが。 な...
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