労働相談の根底にあるもの
わたしが最も「仕事をしている」と感じる瞬間は、社長から相談を受けるときだ。 顧問社労士なのだから、顧問先で起きている労働問題について相談を受けるのは当たり前のことだが、そういう相談だけでなく、社長が抱えるヒ...
わたしが最も「仕事をしている」と感じる瞬間は、社長から相談を受けるときだ。 顧問社労士なのだから、顧問先で起きている労働問題について相談を受けるのは当たり前のことだが、そういう相談だけでなく、社長が抱えるヒ...
「いい加減、現代の働き方に合ってないよな。俺たちはテクノロジーで既成概念をぶっ壊してるのにな~って思うわ」 IT系企業の社長から、そんな嫌味を言われたわたし。だがこれは、嫌味ではあるが事実でもあるため、反論...
この時期になると毎年同じ愚痴ばかりこぼしているが、それでも、何年経っても変わらないのだから言い続けるしかない。 もはや形骸化しているような、不毛な手続きを毎年強制する意味が、わたしには分からない。だから毎年...
「昭和23年5月20日基発799号と、平成11年3月31日基発168号の原文、すぐに参照できたりしないよね?」 今朝のモーニングコールはこれだった。 この呪文めいたメッセージが何を意味しているかというと、「...
先月20日、日本年金機構より「年収の壁・支援強化パッケージ」の具体的な取り扱いが公表された。これは、以前投稿した「健康保険被扶養者の『一時的』な収入増の解釈の恐ろしさ」のエントリで触れた内容へのアンサーとい...
千葉県にある介護事業所の従業員から相談を受けた。 「求人を出しても人が集まらないんです」 これはどの会社にも共通する永遠の悩みである。とはいえ、正確には応募者が来ないというより、採用できる人材が来ないという...
友人の夫は、二年近く眠り続けている。もちろん、本当に寝ているわけではない。くも膜下出血を発症して以来、意識が戻らないままなのだ。 最愛のパートナーが倒れてからというもの、これまでとは一変した生...
「扶養範囲内で働いていたパートさん、年収200万円まで上げちゃっていいですよね?」 顧問先から突如このような相談があった。なぜいきなり・・・。 「YouTubeでやってたんですよ。このスキームなら合法的に社...
社労士という仕事をしていてつくづく感じるのは、「ヒト」という経営資源がいかに面倒な存在であるか、ということだ。この場合のヒトは、企業で雇う労働者を指すことが多いが、今回は経営者である「ヒト」についてである。...
ここ最近、にわかに本業が忙しい。その理由は、来月に迫った「地域別最低賃金の改定」のため、該当する労働者の労働条件通知書を作成しているからだ。 ほぼ毎年値上がりする最低賃金だが、最高値となる東京都は1,113...
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