"サツマイモ事件"は冤罪か?
「わたしの血肉は、サツマイモでできている」と断言できるほど、焼き芋好きを自負するわたしだが、なんと今、あってはならぬ事態に遭遇している。 そもそもこれは、焼き芋ではなくふかし芋になるのだろうか。さつまいもを...
「わたしの血肉は、サツマイモでできている」と断言できるほど、焼き芋好きを自負するわたしだが、なんと今、あってはならぬ事態に遭遇している。 そもそもこれは、焼き芋ではなくふかし芋になるのだろうか。さつまいもを...
23時40分、突如、マンションのインターフォンが鳴った。一人暮らしの女性宅に、このような時間に誰かが訪れることなど、通常はあり得ない。だが何が起きてもおかしくないのが、東京という魔窟である。 恐る恐るインタ...
わが家にはテレビがないため、昨夜の番組について盛り上がる友人らの会話に加われないかのように、漫画やアニメを見ない人からするとまるで意味不明な話になってしまうのだが、少年ジャンプで連載され、TBS系列で放送も...
先輩・後輩の関係性が、言わずもがな明確となる最後の期間といえば、ズバリ高校時代だろう。飛び級や落第などのわずかな特例を除き、一般的には16歳で高校一年生となり18歳で高校を卒業する。 そのため、部活動での先...
(・・あぁ、またこの季節がやってきたのか) 気が付けばあと二日で12月。ところが今日の都内は暖かく、冬用ジャケットでは暑すぎるほどの穏やかな気候に恵まれた。だが夜になるとさすがに冷え込み、気温は一気に一桁台...
突然の出来事というのは、想定範囲内であれば「あぁ、なるほど」で済むが、思い当たる節がいくつもあると、腑に落ちるまでに時間がかかる。 殊に不安要素が多い場合、あれこれ最悪のケースが想起されるため、一瞬ではある...
(もしも今、大地震に襲われて命を落としたとして、後悔はないだろうか——) このマインドが、わたしの根源たる意思決定の基準である。なにかを選択しなければならない時、全体を俯瞰した上でのベストなチョイスをするの...
——とうとう恐れていたことが起きた。当然といわれればそれまでだが、水の流れが高いところから低いところへ向かうように、熱伝導が高温から低温へ伝わるように、体に異変が起きることは必然だったのだ。 わたしの乱れた...
ふと自分の手のひらを見たわたしは、思わずギョッとした。日頃から手相など気にしたこともないが、それでも明らかに見慣れぬ線が入っているではないか。 元から変な手相をしているらしいが、さらに輪をかけておかしな手相...
これもやはり"国民性"というものだろうか——。むしろわたしは好きなタイプだが、日本人ならばどれほどの常連客だったとしても、こういう状況にはならないだろう。 なぜなら、夕飯を食べようと立ち寄った近所のカレー店...
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