背徳のフォカッチャ
(背徳とは、なんと魅惑的な味なのか・・・) わたしは、ル パン ドゥ ジョエル・ロブションの、分厚いフォカッチャを貪り食いながらそう呟いた。久々のロブション、そしてフォカッチャ。オリーブオイルの風味と塩味が...
(背徳とは、なんと魅惑的な味なのか・・・) わたしは、ル パン ドゥ ジョエル・ロブションの、分厚いフォカッチャを貪り食いながらそう呟いた。久々のロブション、そしてフォカッチャ。オリーブオイルの風味と塩味が...
知らぬが仏というべきか、はたまた、見ぬもの清しなのか。いずれにせよわたしは、実物をこの目で見たわけではないので、その画像は信じないことにした。 ——この世は嘘でできている。そう、己の目を信じて生きて行こう。...
わたしは今、秘密基地にいる。だが、状況を理解していない者のために種明かしをすると、ここは秘密基地というか、「ナインアワーズ成田空港」のカプセルの中である。 そして敵(利用客)に悟られぬよう、最低限の指力でキ...
わたしは今、自宅にいる。それは当たり前のことだ。ところが、ややもするとわたしは成田空港のカプセルホテルに居たかもしれない——。そう考えただけで、後悔と憎悪が渦巻き、冷静さを失いそうになるのである。 (クソッ...
大宮公園小動物園で暮らすカピバラのチェリーは、幼少期に母親の歯が自身の目に刺さってしまい、眼球を摘出する大怪我を負った。それでも、獣医や飼育員らの適切な処置と対応のおかげで、9歳を迎える今日も元気に過ごして...
わたしは密かに恐れていた。むしろ、いずれはこうなると分かっていたにもかかわらず、欲望の赴くままに行為を遂行してしまったのだ。 大切な友人を裏切ることになる——そんな分かりきった現実から目をそらすかのように、...
水曜日の夕方、わたしは友人から蒸したトウモロコシをもらった。しかし、調理したのは火曜日の午前であり、最後の一本を口にした土曜日の深夜までには、お世辞にも短くはない時間が経過している。 さらに我が家へ運び込む...
季節的なものか、はたまたクイーンズ伊勢丹の仕入れ先が変わったのかは分からないが、カットスイカの歯ごたえが瓜っぽくなったことと、糖度が落ちたことに気が付いたわたしは、ガックリと肩を落としていた。 ...
わたしはバターが好きである。しかも、バター自体が好物であるため、パンに塗るとかホットケーキに載せるとか、そういった食べ方はしない。むしろ、バターを食べるためにパンを利用するのだ。 とはいえ、ホットケーキに関...
必ずしも、高級車の乗り心地が最高というわけではない。たとえばわたしは、リクライニングのきかないベンチシートのトラックが好きである。 長時間座っているとそれなりに不具合が生じるが、だからといって高級車特有のフ...
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