まさに悲劇、許されざるオジサンオバサンの青春。
(痛いババァだと思われたら大変だ・・・) どんなに若い気でいようが、実年齢は着々と積み上げられていくわけで、こちらは年の差など感じていなくても、相手にしてみれば——もちろん年下が相手の場合だが、こちらをどう...
(痛いババァだと思われたら大変だ・・・) どんなに若い気でいようが、実年齢は着々と積み上げられていくわけで、こちらは年の差など感じていなくても、相手にしてみれば——もちろん年下が相手の場合だが、こちらをどう...
帰宅してすぐに、手を洗うべく洗面所へ向かったわたしは、恐ろしさのあまり倒れそうになった——なぜ、寒いはずの洗面所がこんなにも暖かいんだ。 外気温は一桁にもかかわらず、半袖でも十分なほどの暖かさ...
「オオー、ワタシトオナジデスネ!」 東南アジア系と思われる可愛らしい店員が、笑顔でそう囁いた。小柄で細身の彼女が、このわたしと同じだと?・・やや信じがたいが、本人がそう言うのだから間違いないだろう。なるほど...
「シロガネーゼ」といえば、白金エリアに住む高貴で気品溢れるマダムの総称。そして、かく言うわたしも白金エリア在住なわけで、いわばシロガネーゼの端くれである。いや・・正確には「シロガネーゼの治安維持を担う自警団...
馬鹿(ばか)という言葉の由来は諸説あるが、主にこの二つが有力視されている。 まず一つ目は、中国の故事である「鹿を指して馬と為す」説だ。秦の始皇帝の没後、権力を握った宦官の趙高(ちょうこう)が、...
昨日は久しぶりに寒かった。ここ最近、「もはや春なのでは?」と勘違いしそうな穏やかな気候に恵まれていたことから、あわよくば冬物のジャケットをクリーニングに出そうか・・などと調子に乗っていたわたし。 ところがそ...
高崎という場所は、新潟・長野方面から東京へ向かう途中・・というか、大宮を境にしてその先を都会と呼ぶならば、高崎が「最後の田舎」ということになる。 そして今の時期、スノボやスキーを楽しむ者が多く、夕方以降の上...
——これは何かの「罠」なのかもしれない。なぜなら、こんなにも偶然が重なることなどあり得ないからだ。一回や二回ならばまだしも、何十回とこのような偶然が続くというのは、むしろ陰謀論的な何かでなければ合点がいかな...
——わたしの人生もここまでか。 そんなはずはないのだが、それでも覚悟を決める間もなく不慮の死を遂げるよりは、予め終わりを認識した上で吹っ飛ぶほうがマシである。 なぜなら、もうすぐわたしは小型核爆弾により木っ...
ここ数か月、腰痛の悪化に悩まされていたわたしだが、この数日で状態がかなり改善されたことに喜びを隠せずにいる。とはいえ”生きているだけで疼痛”という状況が、”耐えられるくらいの疼痛”になったくらいなので、声を...
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