小さくも絶大なる恐怖に怯える日々
かなりどうでもいいことだが、わたしにとっては非常に恐ろしいことであり、頼むから誰かどうにかしてくれ——と、日々願っていることがある。 それは・・・いや、止めておこう。実にくだらないことであり、この恐怖を分か...
狂気かなりどうでもいいことだが、わたしにとっては非常に恐ろしいことであり、頼むから誰かどうにかしてくれ——と、日々願っていることがある。 それは・・・いや、止めておこう。実にくだらないことであり、この恐怖を分か...
ピアノわたしの背後で、誰かが呼吸を堪えている気配を感じる。 そんな無理をしなくてもいいのに・・いや、きっと無理をさせているのはわたしの演奏なんだ——。 * 今日、わたしが通うピアノ教室...
柔術・格闘技「お、攻めてるねぇ」 道着チェック担当の男性が、やや驚きながらそう呟いた。——否、わたしは攻めてなどいない。 お気に入りの一張羅であるKINGZの道衣を、購入したそのままの状態で着用しているだ...
まとも(おぉ・・ついに時代が追いついてきたのか) 貧乏暮らしのマストアイテム・・いや、出張や遠征のマストアイテムといっても過言ではないであろう"コインランドリー"に、革命が起きた。 * ...
変(どうせ私のリュックは、あっちへ弾かれるに決まってる・・) 毎回、確実に中身を調べられる私のリュックは、X線手荷物検査装置を潜り抜けた後に、まっすぐ進めば奇跡の解放、左へ流されれば中身を確認・・という岐路に...
変いわゆる普通の人間だって、時として「どうしても覚えられないこと」の一つや二つはあるだろう。そしてこの凡庸なわたしにも、どうしても覚えられないことがある、しかも二つだ。 こればかりは、何度聞いてもどれほど覚え...
変大きな怪我には意外と強いが、小さな怪我にはめっぽう弱いわたしは今、ズキズキと痛む小さな傷(?)に悩まされている。 というか、傷ではなく親指のツメの際から生えている「小爪」の痛みに、大のオトナが翻弄されている...
変「あ、あのぁ・・・ファスナーが閉められません」 カーテンの奥から、わたしは済まなさそうに声をかけた。 なんせ、ピアノ発表会用のドレスを試着しに来たはいいが、一人でファスナーが閉められない・・と...
変わが家の素晴らしいところは、最寄り駅まで近いことと天井が高くて解放感があることだ。その他に褒められる部分はない・・というのも、特筆すべき事項かもしれないが。 そしてわたしは今、夜中に一人でフローリングをゴシ...
変結局、なぜ人さし指のツメに亀裂が入ったのかを考えてみたところ、"十年ぶりくらいに施したネイルのせいだ"という結論に至った。 * 日頃から"モテるオンナ"となることを渇望するわたし...
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