満員電車の優先席に座る女子の決心
山手線の優先席に、十代後半と思しき女子が座っていた。車内は満員ゆえに、優先席を必要とする乗客がいない限りは、誰でもいいから座ってもらいたい・・と考えるわたしは、その光景を見てもなんとも思わなかった。 たまに...
山手線の優先席に、十代後半と思しき女子が座っていた。車内は満員ゆえに、優先席を必要とする乗客がいない限りは、誰でもいいから座ってもらいたい・・と考えるわたしは、その光景を見てもなんとも思わなかった。 たまに...
じつは何を隠そう、わたしは読み書きが得意ではない。四年以上も毎日、二千字の文章を書き続けてきたにもかかわらず、"読み書きが得意ではない"はさすがに嘘っぽいが、事実だからしょうがない。 正確には、"得意ではな...
(・・・・・ん?) もはや「嫌な感じ」はしなかった。ややもすると、異種族間での友情が芽生えたかもしれない、そんな不思議な感情すら覚えたわけで。 * わたしは、物陰から生え出た二本...
この世はすべてカネで解決できる・・と思われがちだが、いくらカネを積んだところで手に入らないものはある。その一つに「感覚」が挙げられるだろう。自分自身が感じる感覚というのは、いくら大金を積んだところですぐさま...
こういうタイプも「コミュ障」というのだろうか。それはさすがに言いすぎかもしれないが、コミュ障ならば仕方ない・・と割り切れるので、わたしの中ではそういうことにしておこう。 * 社労...
昨日の夕方、わたしは蝉の声を聞いた。今シーズン初の蝉の声だが、もしかすると蝉ではないのかもしれない・・と疑うくらいに弱々しい音だった。なんせ最初は、錆びついた歯車を子どもが無理やり回しているのだろう・・と思...
わたしは今日、就寝中に右半身が硬直して動けなくなった。その後、体ごと持ち上げられて水の中でシェイクされる・・という体験もした。これはまさかの、金縛り——。 だが、金縛り特有の「恐怖」とか「苦しさ」という感覚...
事の発端は、SNSでジョークを飛ばすようなタイプではない後輩が、彼にしては珍しく"わたしをいじる系のジョーク"を載せたことだった。 待望の息子が誕生したことで、いよいよ父親となった後輩とその妻へ、祝いの品と...
三寒四温ではないが、35度の猛暑日が続いたかと思えば、急に雨が降って25度くらいに落ち着いたりと、梅雨のいたずらが続くここ最近の都内。そんなわけで、照りつける太陽は鳴りを潜めていることから、「暑くて死にそう...
急いでいる時というのは、時間の流れがやけに早く感じるものだ。一分・・いや、一秒があっという間に過ぎるため、イライラ度合いも瞬時にマックスに達してしまう。ましてや遅刻ギリギリの時など、同じ一秒であるにもかかわ...
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