地獄の朝、生死を賭けた実験に挑んだ結果・・・
(わたしが一体なにをしたというんだ・・・) 咳喘息のピークが訪れるたびに毎回思うことだが、なぜこんなにも苦しい状態を強いられなければならないのか、まさか、これまでの悪行に対する天罰が下ったのかと、大いに悩む...
(わたしが一体なにをしたというんだ・・・) 咳喘息のピークが訪れるたびに毎回思うことだが、なぜこんなにも苦しい状態を強いられなければならないのか、まさか、これまでの悪行に対する天罰が下ったのかと、大いに悩む...
あっという間といえばそうかもしれないが、その分、加齢により刻一刻と死へと近づいているわけで、そんな現実から目をそらすべく、もっとゆっくり三年目を終えたい気持ちもあった。 だが時は容赦なく進み続けるし、気がつ...
マジか、なにも変わってなかったんだ——ー。 Netflixで世界中に独占配信されている「THE DAYS」というドラマを見て(この件は、作品内には出てこないが)、思わずこぼれた感想だった。これは、12年前に...
というわけで、眼瞼下垂手術を終えた翌朝、母は早くに起床すると「オンライン診療」の準備に入った。いやいや、10時にドクターから着信があるんだから、なにも朝から身支度を整えて、スマホをセットする必要などないだろ...
本日、母が「まぶたを持ち上げる手術」を行った。これは、眼瞼下垂(がんけんかすい)手術というもので、年齢とともに衰えていくまぶたを支える筋肉や腱を、まぶたの内側から引っ張り上げてやるのだ。 術前検診で、母のま...
(自分が労働者ならば、やはりコッソリ秘密にしておくだろうな・・・) 根っからの悪党であるわたしは、顧問先からの相談を受けながら内心こう思っていた。あぁ、わたしが労働者じゃなくて本当によかった——。 なんの話...
わたしが子どもの頃、ピアノ教室といえば先生の自宅にグランドピアノが2台並べられ、そこでレッスンを受けるのが当たり前だった。 まぁ今でも同じようにレッスンを受けているわたしだが、最近では、先生の自宅に通わない...
「あのヒトだれ?ってか、Dのヒトは?」 村山と初めて会った瞬間、思わず口をついて出た言葉だった。その時わたしは、大手広告代理店「D」の担当者と会う目的で、友人とともにアメリカへ向かったのである。 だがそこに...
「誰が書いたのか…っていうのも、重要な要素だと思いますよ」 旧帝大卒、高橋一生似の容姿を持つ後輩が、真面目な顔でそう言い放った。ことの発端は、わたしの書くコラムを読んだ人はほぼ全員「面白い」と言ってくれるの...
わたしには付き合いの長い美容師の友人がいる。奴はちゃらんぽらんで、いわばお調子者の典型である。 かれこれ15年前、当時の友人は福島なまりの抜けきらない田舎者のくせに、東京のど真ん中で美容師として働いていたこ...
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