鬱陶しいほど圧倒的なのが、米国という国
午前5時過ぎ、わたしは夜と朝の狭間に立っていた。よくよく考えると日本にいてもこの時間帯は起きているのだが、アメリカの朝はあまりにはっきりしている。明暗のコントラストというか朝の力強さというか、迫りくる圧倒的...
午前5時過ぎ、わたしは夜と朝の狭間に立っていた。よくよく考えると日本にいてもこの時間帯は起きているのだが、アメリカの朝はあまりにはっきりしている。明暗のコントラストというか朝の力強さというか、迫りくる圧倒的...
(あぁ、わかる・・どれほど焦っているのか、どれほどイラつき狼狽しているのか、手に取るようにわかるぞ) 車道へ身を乗り出すスーツ姿の女性が、炎天下を考慮したとしても、なぜあんなに大量の汗をかいているのかがわた...
相手を変えることはできない。だからこそ、自分が変わるしかない——。 これは、対人関係における通説というか処世訓の一つだが、相手となんらかの摩擦が生じている場合、いかに自分の考えが正しいとしても、それを貫けば...
ここ数日で出会った人々の多くが、夏風邪をこじらせている・・という状況に驚かされた。 滅多に体調を崩さないわたしからすると、このクソ暑い時期に風邪をひいて寝込むとは、拷問に近い仕打ちである。しかもその多くが、...
うまく表現できないが、わたしの中ではまだ”真夏”というものが到来していない。季節は八月に入り、旧暦ならばもうすでに秋。しかも、連日35℃を超える猛暑日が続いているというのに、これが真夏でなくしてなんだという...
ヒトが悩みを打ち明けるとき、近すぎる関係性だと話しづらいことがある。しかも深刻であればあるほど、ある意味専門性のある人物や頼もしさ、はたまた逞しさといった「本気で助けてもらいたい相手」を選ぶ傾向にある。 わ...
「なにかいいことあったの?いつもよりニコニコしてるから」 そう尋ねられたとき、「なるほど、他人からはそう見えるのか・・」と、本来ならば喜ぶべきところで逆に傷ついた記憶が蘇る。 その時わたしは、とてもじゃない...
実年齢からすると驚異的な体力と内臓力を有するわたしは、年齢でヒトを分けることに否定的である。やや屁理屈に近い理論になるが、たとえばスポーツをしていて「年だから体が動かないんだよね」という場合、それは年齢のせ...
どんなことでもやってみなければ分からない。やらない後悔よりも、やったことによる失敗・・すなわち「結果」を反省するべきだ——という”愚者の考え”を支持するわたしではあるが、時には「やらない選択」をすることも大...
(・・まるで大根おろしだな) みるみる削られていくわたしの心は、例えるならば「おろし金で削られる大根」のようだった。粗っぽいギザギザの突起が、みずみずしい繊維質の大根をゴリゴリとすりおろしていく——そんな感...
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