とうとう、防寒対策が万全となった我が家

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今度こそ、今度こそ自信を持って断言できる。自宅における寒さの恐怖から解放された——と。

これまでも散々、エアコンの他に追加で暖房器具を購入しては、極寒のコンクリート地獄で生き延びてきたわたし。そして暖房器具を設置するたびに、最初のうちはいい感じで過ごせるのだが、一週間ほどするとそれなりに「不具合」を感じ始めたのである。

 

まずは、おととし購入したセラミックファンヒーターについて。昨年の春先まではリビングの真ん中で活躍していたが、出番が終わってクローゼットに閉じ込められた後、ふたたび引っ張り出されたときには洗面所へ置かれることとなった。その理由は、リビングルームよりも洗面所が寒かったからだ。

わが家のエアコンは、どんなに頑張っても天井しか暖められない。それ故に洗面所など暖められるはずもないのだ。しかし、真冬の朝に外出の準備をする際、まるで冷蔵庫のような洗面所で顔を洗ったり歯を磨いたり髪の毛を洗ったりするのは、控え目に言っても「拷問」である。そこで、リビングで大活躍だったセラミックファンヒーターを設置したわけだ。

しかし、極度のめんどくさがりで名を馳せるわたしは、洗面所のコンセントに差したコードをわざわざ抜いてまで、ヒーターをリビングへ移動させることなどできなかった。そんな面倒なことをするくらいならば、アイツで我慢しよう——と、プランBを発動させたのである。

 

プランBの主役はカーボンヒーターだ。高さ60センチほどの縦長のため、座位で足元から胸のあたりまで暖めることができる。だがこいつの特徴として、距離が離れるとまったく暖かくないことと、ヒーターに接する面だけが加熱されることから、バランスボールを仕事用の椅子として使用するわたしにとって、球体の椅子がヒーターの恩恵を受けるという本末転倒な現実に悩まされていた。

それでも、エアコンフル稼働にもかかわらず、ダウンジャケットを羽織らなければ生きていけないわが家において、第二・第三の暖房器具は絶対的な生活必需品。とはいえ、洗面所のセラミックファンヒーターを掛け持ちするというのも、とてもじゃないが不可能な妄想である。ならばどうすればいいんだ——。

 

そこでわたしは、得意のAmazonを開くと高評価の小型セラミックファンヒーターを物色し始めた。

(・・お、これはいいかもしれない)

なんと、1,659件中4.7(5段階評価)という超高評価を叩き出す、足元専用の小型ファンヒーターを発見したのだ。しかもタイムセールで2,889円というお値打ち品のため、詳細を確認するまでもなく速攻でクリックした。

 

——そして翌日となる今日、さっそく"期待の新人"が届いたのである。

 

まずはじめに、段ボール箱ではなくAmazon専用の"紙袋"で届いたことに驚かされた。宅配ボックスから取り出す際、あまりの軽さに誤配を疑ったほど。そこで部屋に入るとするとすぐに、包装袋を破り中身を確認。——間違いなく、小型ファンヒーターだ。

横幅18センチ、高さと奥行きは12センチほどの黒い箱をデスクの下に置くと、コードをコンセントに差し込みスイッチを押した。するとすぐに、暖かい風が吹き出してきた。

(おぉ、弱いほうの風量でも十分あたたかいじゃないか!)

 

なんというか、わたしの脳裏でエンドロールが流れた。・・これまで幾多の暖房器具を試したことか。だがいずれも一長一短で、心の底から満足するにはあと一歩といったところ。

しかしこの小型ファンヒーターは、ある意味完璧である。なぜなら、デスクで仕事をする間だけの補助暖房器具として購入したわけで、足元を暖めてくれさえすれば十分なのだ。おまけにつま先はヤクの靴下で保温できているため、スネから腰あたりまでを暖められれば、もはや面目躍如なのだ。

そしてこの小型足元ヒーターは、見事にその役割を果たしている。スイッチオンした瞬間から、十分な温風をわたしの下肢へと届けてくれるのだから。

 

 

これでわが家も怖いものなしである。仕事中も歯を磨く時も、いつだって暖かな風を受けながら、"寒さ"という敵に怯えることなく安心して過ごせるわけだ。

 

サムネイル by 希鳳

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