義眼じゃないほうの目
義眼の調整に、母が東京へやって来た。 彼女は若くして左眼球を摘出しており、空いた席には義眼が鎮座している。 本人もあまり話したがらないので真相は不明だが、失明した後に眼球周辺の痛みがおさまらず...
義眼の調整に、母が東京へやって来た。 彼女は若くして左眼球を摘出しており、空いた席には義眼が鎮座している。 本人もあまり話したがらないので真相は不明だが、失明した後に眼球周辺の痛みがおさまらず...
「いまどきの若い子って、干支(えと)が言えないんだって」 友人がそう教えてくれた。しかしこれはある意味「当たり前」といえる。 世界の流れとしてペーパレスからのデジタル化が進み、日本独自の習慣で...
今日は朝から用事があったため、家を出るときの気温は一桁だった。 極寒というわけではないが、そもそも12月に入っているため、真冬といっても嘘にはならない時期である。 暑すぎるか寒すぎるか、どちら...
付き合っているオトコを捨てるのは簡単だが、安物とはいえ、わざわざ買った日用品を捨てることに圧倒的な躊躇を覚えるわたし。 「安物なんだから、買い直せばいいじゃないか」 たしかにその通りである。 ...
日本という国は、世界でもトップクラスの情報コントロールがしやすい国である。 その理由は簡単だ。地理的にも独立した小さな島国であるのと同時に、「日本語」という独特の言語のみを使用しているからだ。 ...
若手職人の心の声 (・・・やっぱ届いてない) これだから年寄りは困る。オレたちデジタルネイティブ世代からすると、SNSを使えない時点でコミュニケーションは難しい。 対面や電話なん...
わたしは断じて、痛みに弱いほうだとは思わない。むしろ強いほうだと自負しているわけで、たかが男の指ごときで泣き言などいってられないのである。 しかし、ギュッとつぶった目蓋の端からは、一筋の温かな...
滅多に電話に出ないわたしだが、この時間帯の電話は訳あって、積極的に取ることにしている。 時刻は午後7時過ぎ。わたしの携帯に登録のない番号からの着信。 これは間違いなく、ソレ系だろう――。 「あ...
わたしにとって「晩飯のおかず」といえば、焼いた肉こそが最高の贅沢であり、これ以上の対抗馬は現れないだろう。 決して京都をバカにするわけではないが、「お麩こそが最高どすえ!」だなんて、まぁ普通に...
北海道で、美味いジンギスカンを食べた。 ジンギスカンといえば北海道の郷土料理であり、大阪のたこ焼きくらい有名だろう。 事実、学生アルバイトの兄ちゃんも、 「大阪の人が上手にたこ焼きを焼けるみた...
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