小さな赤い点
(——あぁ、わたしはなんと愚かで傲慢な生き物なんだ) 検索画面を見つめながら、わたしは己が犯した罪の大きさに愕然とした。 室内をウロチョロする小さな虫は、どれも害虫だと決めつけてすぐさま殺すの...
(——あぁ、わたしはなんと愚かで傲慢な生き物なんだ) 検索画面を見つめながら、わたしは己が犯した罪の大きさに愕然とした。 室内をウロチョロする小さな虫は、どれも害虫だと決めつけてすぐさま殺すの...
「ながら作業」というのは、なんとなく気分もいいし効率的だと思われがち。しかし、はっきり言ってその時間は無駄である。 なんだかんだで人間は、一つのことにしか意識を傾けることはできない。そのため、複数の作業をこ...
ヒトの命というのは、いつどこで終わるのか分からない・・ということを、改めて強く思い知らされる瞬間に遭遇した。 (当たり前に明日が来るなんて、思っちゃだめだ・・・) * わが家は、...
わたしが最も「仕事をしている」と感じる瞬間は、社長から相談を受けるときだ。 顧問社労士なのだから、顧問先で起きている労働問題について相談を受けるのは当たり前のことだが、そういう相談だけでなく、社長が抱えるヒ...
じつはここ最近、憂鬱な気分が続いている。誰のせいでもないし、もちろんわたし自身のせいでもない。ただただ、目に見えない大きな力に翻弄されているというか、どう粘っても覆らない現実を前に、愕然と跪(ひざまず)くし...
発明というのは、失敗から生まれる——という話を聞いたことがある。そしてわたしはいま、正にその「失敗」から驚きの発見を手に入れたのだ。 これはどこをどう見ても明らかに失敗だが、結果的に、失敗により欠点が補われ...
少し前から、隣人宅のドア開閉時にギィギィと音が出るようになった。そこまでうるさいわけではないが、「あ、帰ってきた」など、興味もない隣人の生活習慣を強制的に把握させられるため、あまりいい気分ではない。 ちなみ...
本日、格闘家の友人がチャンピオンになるべく、ケージという名の戦場に上がった。 それはまさに人生を賭す覚悟と努力、そして「頂点に立つ!」という強い意志が滲み出る、見守る者の目頭が熱くなるような、壮絶な戦いであ...
わたしは今日、珍しく朝早く起きた。なんせ、普段ならば今から寝るであろう時間に起きたのだ。 もちろん、起床時刻に合わせて寝たわけだが、今日一日を有効に使うためにも、朝早く起きることを選択したのである。 &nb...
ずっしりと重たい金属パイプが、段ボール箱に梱包された状態でわが家に届いた。 「重たいので気をつけてくださいね」と、宅配業者のオッサンが親切に注意喚起をしてくれるが、そんなことは分かっている。 まるでサランラ...
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