運動嫌いのデブが秘めたる、柔術のポテンシャル
さすがに顔には出さなかったが、内心わたしは震えた。 アタマの悪いただのデブだと思っていた相方が、まさか一度の説明で柔術のテクニックを再現してしまうとは、出会って10余年でもっとも驚かされた瞬間だった。 ——...
さすがに顔には出さなかったが、内心わたしは震えた。 アタマの悪いただのデブだと思っていた相方が、まさか一度の説明で柔術のテクニックを再現してしまうとは、出会って10余年でもっとも驚かされた瞬間だった。 ——...
知らぬが仏・・じゃない、「知らないというのは怖いことだ」と、改めて感じる出来事があった。 そもそも、自分とは縁のない世界のことなど、知ろうとも思わないし知ったところですぐに忘れてしまうのが、わたしという生き...
学生時代以降、わたしは組織に属していた期間が短いので、自分の考えが絶対的に正しいのかどうかは分からないが、それでも社会人として感じる「他社の人間との接し方」について、およその指標は持っている。 わたし自身の...
わたしの額にデカいコブができた。 だがこれは名誉の負傷であり、むしろ誇らしく思っている。それどころか、人生の転機を導く"アイテム"となる可能性もあるわけで、これは怪我ではなく天の啓示に近いものかもしれない。...
試合に「絶対」はないというが、ある程度の絶対視ができることがある。それは、「勝者は勝つべくして勝っている」という絶対だ。 * わたしは今、米国ラスベガスに来ている。年に一度の柔術...
非常に失礼であり、デリカシーに欠ける発言であることは重々承知の上である。だがオンナとして、ここはハッキリさせておかなければ気が済まない。 わたしからプンプンと発せられるこの悪臭は、断じてわたし...
わたしは今日、自分ではコントロールできないほどの憎悪と怒りがこみ上げるのを感じた。そして発狂寸前で、なんとかその禍々しい感情を捨て去ることに成功した。 というか、実際に着ていた服を脱ぎ捨てるのと同時に、感情...
ブラジリアン柔術という競技を始めてから、わたしはたくさんの試合を見てきた。もちろん、自分自身がエントリーした試合も含めてだが、それでもただ一つ、わたしには忘れられない試合があるのだ。 その試合...
トライフォース柔術アカデミーには、芝本幸司という柔術家がいる。偶然にも私は、トライフォース柔術アカデミーの溜池山王というチームに所属しており、芝本が護る新宿へも出稽古という形で足を踏み入れることができる。 ...
スポーツ競技の試合において、絶対に確保しなければならないものとは何か。それは、水だ。何をさておき、水だけは余裕をもって確実に用意しておかなければならない。 とくに海外では水道水は飲めないため、ホテルを出る時...
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