一つ目の武者修行 URABE/著
街灯もない、道路も整備されていない那須の山奥にいるわたしは、わずかな電波をキャッチしながら投稿を試みている。 なぜなら今日、奇しくも「武者修行」を二つほど経験してしまったわけで、そのことを記さずにはいられな...
街灯もない、道路も整備されていない那須の山奥にいるわたしは、わずかな電波をキャッチしながら投稿を試みている。 なぜなら今日、奇しくも「武者修行」を二つほど経験してしまったわけで、そのことを記さずにはいられな...
若手職人の心の声 (・・・やっぱ届いてない) これだから年寄りは困る。オレたちデジタルネイティブ世代からすると、SNSを使えない時点でコミュニケーションは難しい。 対面や電話なん...
火曜日は恒例のピアノレッスンの日である。 いつも付け焼き刃ではあるが、それなりに全力で挑んでいる。しかし当然ながら、言い訳も山ほどある。 アタシのマンションは楽器禁止のため、ピアノの音が聞こえ...
「驚かないでね。リュックにカマキリが付いているの」 近くで誰かが囁いた。 わたしは今、乗客で溢れかえる銀座線の車内にいる。しかも運悪く「渋谷行き」のため、ハロウィーンの仮装をした若者や外国人で...
今日は寒い。 冬といったら大袈裟だが、先週が夏だとすると今日が冬でもおかしくない気温である。 昨シーズンの冬物はまだクリーニング屋で眠っており、この寒さで何を羽織ればいいのやら、ロンティーとフーディーを重ね...
「そこ、俺の席なんだけど」 ロサンゼルスからの帰国便に乗り込んだ俺を待ち構えていたのは、某有名ユーチューバーグループによる、胸糞悪い洗礼だった。 今回の飛行機の座席について、俺は...
とあるカフェのテラス席での出来事。 爽やかな青空だが日差しは強すぎず、外でコーヒーブレイクがちょうどいい季節である。紫外線を嫌う女性も多いが、太古から降り注ぐ電磁波は適度に浴びるのが自然といえる。 実際のと...
下心満載のいやらしい目つきで、オトコどもがアタシに寄ってくることなど、皆無に等しい人生を送ってきた。 なのに、今日に限ってはどういう風の吹き回しだろうか。アタシの周りにオトコが群がる。 女友達...
オレは傷だ。右手小指の爪の付け根にできた、ちっぽけな擦り傷だ。 数日前、何かと擦れた際に皮が剥がれて、みずみずしい肉が現れた。こんな微妙な場所に傷をつくるとは、この人間はマヌケである。 ただで...
いつも空いてるケバブ屋が、今日はなぜか混んでいた。土曜日の夕方だから?それとも夏の終わりだからか? まさかの行列が、店の入り口から歩道に溢れるまでつながっており、遠目にもその様子がうかがえた。 ...
最近のコメント