白金の用心棒、リンコスへ踏み込む。
「白金の用心棒」と恐れられ、いや、頼られているわたしは、少し前に建設を終えた巨大超高層ビル「白金ザ・スカイ」の一階にオープンした「リンコス」の様子をうかがいに店の入り口を跨いだ。 白金ザ・スカイとは、白金一...
「白金の用心棒」と恐れられ、いや、頼られているわたしは、少し前に建設を終えた巨大超高層ビル「白金ザ・スカイ」の一階にオープンした「リンコス」の様子をうかがいに店の入り口を跨いだ。 白金ザ・スカイとは、白金一...
知らぬ間に大切な何かを落とした場合、運が良ければ落とした場所にあるかもしれないが、それが価値のあるものだったり金目のものだったりすれば、数分後には姿を消しているだろう。 それでも、落とし物を見つけた人間が良...
(あぁ、こんなところでも筋肉の話か・・・) * 眼瞼下垂の術前診察のため、母が東京へやってきた。友人から紹介を受けた「眼瞼下垂のスペシャリスト」ということで、付き添いのわたしも興...
足し算ができない、というのはこういうことを言うのだろうか。 たとえば「ダイエットに効果的」「低カロリー」「血圧を下げる」「血液サラサラ」などと謳われた食品を、ここぞとばかりに大量に食べるバカがいる。 どんな...
(なぜ、この男は足を組んでいるのだろうか――) 足を組む身体的なメリットは何もない。骨盤が歪むことで腰痛が起きたり、股関節の動きが悪くなることで膝を傷めたりと、骨を痛めつけることはできても、体を労わることは...
飲みかけのコーヒーを置きっぱなしにして出かけたわたしは、帰宅すると冷たくなったマグカップを手に取った。 だが今は、中途半端に冷たくなった元・ホットコーヒーになど興味はない。どちらかというと、冷たいほうじ茶か...
――ガサッ (あー、落ちたか) 活きのわるい大マグロのようにソファへ横たわりながら、グレートプリテンダー(頭脳派詐欺師集団のアニメ)を見ていたわたしは、スマホに届いたメッセージを確認した後にテ...
基本的に、わたしの友人は全員オトナである。相手もわたしを「友達」だと思ってくれている最年少でも、20歳は超えている。よって、若いとはいえオトナだ。 だが今回驚いたのは、オトナの中のオトナである30代から40...
北陸地方で発生した地震のせいで、新幹線が大幅に遅れていた。普段ならば15分前くらいに乗車券を買うわたしだが、実際には15分前に買った乗車券の新幹線は、一時間50分遅れていた。 駅構内は大量のUターン客で埋ま...
中学校の美術教師をしている友人が、面白いことを教えてくれた。 「生徒とのやり取りで使う学習カードがあるんだけど、タブレットが支給されてからは読むのが楽になったし、公平に評価できるようになったよ」 (なるほど...
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