それって、私の好物だったっけ??
「はい、これ恵那川上屋の栗きんとん!」 そう言いながら、母が白い小さな包みを差し出してきた。栗きんとんって、栗のあんこみたいなやつだよね?なぜあんこ嫌いなわたしに栗きんとんなんて出すんだ——。 ...
「はい、これ恵那川上屋の栗きんとん!」 そう言いながら、母が白い小さな包みを差し出してきた。栗きんとんって、栗のあんこみたいなやつだよね?なぜあんこ嫌いなわたしに栗きんとんなんて出すんだ——。 ...
新年の初仕事は、コンビニのコピー機でコピーを取ることだった。 そもそも、仕事の資料は電子データで管理しているため、紙の書類を扱うことなどほぼないに等しい。だからこそ、24時間365日対応できると豪語している...
わたしは、自他共に認める"さつまいも愛好家"である。とくに焼き芋が好物であり、調理器具の乏しいわが家に「焼き芋メーカー」が設置されているあたり、いかに焼き芋への執着が強いかを物語っている。 というわけで、焼...
日本には「仕事納め」という日が存在する。官公庁の慣習にならい、一般企業でも12月28日を年内最後の勤務日イコール"仕事納め"とする会社が多い。とはいえ、今年は28日は木曜日であるため、公休日が土日の会社は2...
今日は久々に論述式のテストを受けた。 わたしは文章を書くスピードが速いというか、ネタを思いついたら書き上げるのが速い。正確には、ネタが決まったらキーボードに指を置き、イタコが死者の魂を降霊し自らに憑依させて...
約3か月の沈黙を破り、とうとう「禁断のアプリ」をクリックしてしまったわたし。あぁ、よりによってこんな深夜にやらかしてしまうとは——。 * 深夜二時過ぎ、わたしはウーバーイーツで韓...
これは「さすが」というべきか、わたしの後輩が恐るべき底力を見せつけた。 「我こそがURABEを手懐けるに相応しい、猛獣使いである!」と言わんばかりに、彼女は涼し気な顔で薄いブルーの包物を手渡してきた。 ——...
クリスマスイブからクリスマスにかけて、わたしは部屋で一人、ローソンのメガアイスコーヒーをラッパ飲みしながら過ごした。 今さらだが、コンビニのアイスコーヒーはクオリティが高い。わざわざスタバへ行かなくとも、こ...
どれほどわたしに強靭な精神があったとしても、さすがにこのような状況に打ち勝つ自信はない。 仮に、これが自分自身に関することだけならば、強い気持ちを持って果敢に立ち向かうことができる。だがそこへ他人が関与する...
わたしの額にデカいコブができた。 だがこれは名誉の負傷であり、むしろ誇らしく思っている。それどころか、人生の転機を導く"アイテム"となる可能性もあるわけで、これは怪我ではなく天の啓示に近いものかもしれない。...
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