本日の「ちょっとしたどうでもいい話」

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本日の「どうでもいい、ちょっとした日常」を二つ、紹介しよう。

 

 

友人との待ち合わせで、久々に高田馬場のBIGBOXへ行った。それこそ、学生時代は毎日眺めていた象徴的なランドマークだが、今となっては時代を感じる年季の入った建物で、やや寂しさを覚える。

そして、当時と変わらずBIGBOX横には交番があり、そこに友人夫婦とその友達の姿が見えた。

 

友人は日本人だが、長いことアメリカで暮らしている。そして彼女の夫はアジア系アメリカ人のため、ややもすれば日本人に見えなくもないが、話す言語は英語である。

さらに、彼女の大学時代の後輩・・とされる男性も、日本人と思われる風貌のため、友人の夫だけが日本語が分からず寂しい思いをするのではないか・・と、勝手に気遣ったわたしだったが、合流してすぐに異変に気がついた。

(全員、英語で会話してるじゃないか・・・)

どうやら彼女の後輩は、香港出身で海外生活が長いのだそう。どうりで日本語よりも英語がネイティブなわけだ——。

 

その後、また別の男性が待ち合わせ場所にやってきた。見るからにファッション系、あるいはデザイン系の職業であろうインパクトのあるスタイルで、近所をぶらっと散歩してました・・的なノリで現れた。

(こ、これは間違いなく外国人だろう!)

もはや免疫のあるわたしは、彼が言葉を発する前に、握手をしながら英語で挨拶を交わした。

「あ、どうも」

・・・おっとっと、こちらは日本人でしたか。

 

それからしばらくして、最後の男性が到着して全員が揃ったわけだが、なんとそこにいる全員が「海外生活が長い」あるいは「海外と繋がりのある仕事に就いている」ヒトたちだった。

そのため、アメリカ人である友人の夫も会話が弾み、ネギチャーシューにギョウザ、さらに日本酒も加わり、昼間からいい感じに出来上がっていた。

 

(見た目だけじゃ、その人がしゃべる言語は判断できないもんだな・・・)

みんなで楽しく飯を食うには、やはり、みんなが話題に参加できる言語を使わなければならない。

そしてイマドキ、見た目だけではどこの国の人なのか、そして何語を使うのかは分からない。だからこそ、共通言語として英語で簡単な会話くらいできないと、せっかくの飯がまずくなるのである。

 

それにしても全員が特徴のある面白い人たちで、わたし一人では出会うことのない人々との、貴重な出会いに感謝するのであった。

 

 

わたしは今日、愛用のタンブラーで「どのサイズまでドリンクを注ぐことができるのか」を確認することにした。

一応、グランデサイズのタンブラーだが、氷を抜けばベンティーまでいける自信があったので、いよいよそれを試すことにしたのだ。

 

とはいえ、誰がどう見てもグランデサイズのタンブラーに、氷を抜いてベンティーサイズのドリンクを注文するのは、なんとなく意地汚い気がして躊躇するもの。

「こいつ、氷抜いてまでベンティー飲みたいのかよ」

と、内心思われているのではないかと勝手に勘ぐってしまい、ついつい育ちのいい貴婦人を装ってグランデサイズにしてしまうのであった。

 

(それでも、ベンティーが入るならそっちのほうがいいじゃないか!)

 

他人の顔色よりも自分の胃袋を優先する覚悟を決めたわたしは、ついにベンティーサイズのドリンクを注文することにした。

選んだドリンクは「ピンク・フルーツ・チアアップ」。みずみずしいフルーツ&ジェリーで前向きな気分になれる、現在イチオシのシーズナルドリンクである。

アセロラとピンクグレープフルーツをメインに、カカオフラバノールも入ったさっぱりビバレッジで、ちゅるんと甘酸っぱさを楽しむジェリーが、いいアクセントになっている。

 

アイスアメリカーノやアイスドリップのベンティーとなると、量が多すぎて飲み切るのに時間がかかる。よって、ベンティーはティーやフルーツ系ビバレッジのサイズなのだ。

「僕もこれ、氷抜けばベンティーいけると思いますよ」

ドリンクを作りながら、男性店員がそう声をかけてくれた。・・だろだろ?やはり氷を抜けばベンティーでもイケるのだ。

「氷抜けば、ベンティーいけるんですね」

また別の店員が声をかけてきた。やはり彼女も、薄々気がついていたのだ。氷を抜けばベンティーがイケる・・と。

 

そんなこんなで、無事、余裕をもってベンティーサイズのピンク・フルーツ・チアアップを、グランデサイズのタンブラーへ収めることに成功したのである。

これからのシーズン、ベンティーの世話になる機会も増えるわけで、値引きのあるタンブラーを使わない手はない。

これでまた一つ、楽しみが増えたな——。

 

 

以上が、本日のちょっとしたどうでもいい話である。

どれも小さなことではあるが、そんなことの積み重ねで一日が成り立っていることを、忘れてはならない。

 

Illustrated by 希鳳

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