封じ込めざるを得なかった肉まん
久しぶりに品川駅構内にある、美味い食べ物が並ぶエリアに足を踏み入れた。ケーキやらフルーツやら肉やらおにぎりやらが、眩い光を浴びてキラキラ輝いている。 しかし、数時間後に試合を控えているわたしは、ここで食べ過...
久しぶりに品川駅構内にある、美味い食べ物が並ぶエリアに足を踏み入れた。ケーキやらフルーツやら肉やらおにぎりやらが、眩い光を浴びてキラキラ輝いている。 しかし、数時間後に試合を控えているわたしは、ここで食べ過...
人生に後悔はつきもの。だがそこまで重篤なものではなくても、「できるならばもう一度、いや、もう5分だけ巻き戻してもらえないか」と願わずにはいられない状況は、日常的にわりと多い気がする。 そんな日常的なことなら...
電話口で「なんかハァハァ言ってるんだけど」と、大きな勘違いをされたわたし。それもそのはず、朝起きたら声が出なくなっていたのだ。 * ”変態社労士”のレッテルを貼られたであろうわた...
朝の8時半過ぎ、滅多に鳴らないガラケーがブルブルと騒ぎ始めた。寝床へはスマホのみ持ち込んでいるので、窓際のデスクの上でガラケーが一人、不穏な振動を発生させている。 この時間帯にかかってくる電話は、百パーセン...
わたしにとって非常に恐ろしい事件が起きた。だがそれは、あくまで個人的に恐ろしいだけで、世間一般では「その程度のことで騒ぐなよ」というレベルの話。そのため、誰かに相談することもできず、ただただ恐怖に怯えている...
「資料の準備もばっちりです。服装も、一張羅で決めてきました!」 清潔感のあるネイビーのスーツに身を包んだ後輩が、威勢よく胸を叩きながら宣言した。彼らはこれから大手企業との商談に向かうところである。20代の後...
想像したらかなり笑える光景だが、これはたしかに効果覿面(てきめん)である、と思わざるを得ない「対処法」を教わった。 わたしは殊に物音に敏感な性質である。カフェや雑踏でのガヤガヤ音は気にならないが、本来あるべ...
久しぶりに会った友人は、なんとなくシュッとしていた。元からスリムで引き締まったフォルムなので、「痩せた」という表現は相応しくない。だがとことなくキリッと感じるのだ。 (あ、着ている服だ!) 肩幅のある彼が、...
「割り箸でスイカを刺しちゃダメだよ、先端がもっと細い…っていうか薄いものでないと」 友人からダメ出しをされた。 話の流れとしては、ここ最近毎日カットスイカを食べているのだが、弁当についてきた割り箸をスイカに...
非常に失礼であり、デリカシーに欠ける発言であることは重々承知の上である。だがオンナとして、ここはハッキリさせておかなければ気が済まない。 わたしからプンプンと発せられるこの悪臭は、断じてわたし...
最近のコメント