変

しろてぃーにいろてぃー

今日は暑い。よって、水分補給に余念がない。しかしわたしは、ペットボトルやボトル缶との相性が悪いらしい。いや、容器との相性というより「内容物の祟（たた）り」とでも言おうか。＊...

津軽海峡・息の圧

（ヤバイ、友人が死ぬかもしれない）わたしは今日、管楽器の演奏というものは命懸けであることを知った。＊サックスは金属でできているにもかかわらず、木管楽器に分類さ...

成果どう弁当

（このオッサン、絶対に「弁当ジジイ」ってあだ名付けられたわ）ホテルのフロントで、オッサン、いやクライアントの社長がゴネているーー。ことの発端は、わたしが弁当の愚痴をこぼしたこ...

表っぽい裏

「上質な不良品」とでも言おうか。規格外であることに変わりはないが、それが非常にハイクオリティーだったりすると、欠陥品であることに気づかず手こずらさられる。なんのことかと言えば、使い捨てコン...

G線上のゴリラ　　URABE／著

かあちゃんはオレがまだ赤ん坊のころ、理由もなく殺された。卑劣極まりない残酷な殺され方をしたらしい。あえて死因を挙げるならば「圧死」だろう。かあちゃんはどれほど痛い思いをしたのか。考えるだけで怒りと涙があふれ...

真夏の夜の布

ーーこの毛布、使い続けるべきか否か。わたしは今、ニトリの高級毛布を見下ろしながら、こいつをクリーニングに出そうか出すまいか、悩んでいる。冬の間、コンクリートで冷え冷えとする極...

脱・仕事してるフリ

わたしは今まで、自分が「仕事をしているフリ」をしていたことを白状する。そしてそれがいかに無駄で無意味だったかも認める。＊連日、労働保険料の年度更新を行っている...

傍聴人Ｘの冤罪

久しぶりに裁判所を訪れた。「裁判」というものをするにあたり、良いことなど一つもない。結果的に訴えが認められようが認められまいが、幾ばくかの解決金を得ようが得まいが、そこまでの過程で「嫌な気...

港区のヨーコ・ヨコハバ・ヨコヅナ

近所にクマに似た友人が住んでいる。彼女は先週、SNSで歴代の運転免許証を披露した。正確には覚えていないが、20年くらい前だろうか。ちょっとヤンキーっぽさの残る、気の強そうな美女が写っていた...

他称・格闘家の女

格闘技の試合会場へ出向くということは、わたしにとって極度の緊張をもたらす行為でもある。なぜなら、人から声をかけられることに恐怖を覚えるからだ。人見知りだとか恥ずかしがり屋だとか、そういう話...