(まさか・・こんなことってあるか?!)
わたしはダブルでショックを受けた。というか、これはいったい何の表記だったのか説明してもらいたい。なにがどうなればこんなデカさになるのか、理解が追いつかないわけで——。
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インスタの広告で出てきた「オシャレワイドパンツ」を購入したわたしは、届いた実物を着用してみて驚いた。サイズ展開的にジャストサイズより一つ大きめを選んだのは事実だが、どこをどう見てもデカすぎる——。
ちなみに、これにはいくつかの理由があった。まず、購入したサイズはLなので、身長からするとMを選ぶべきわたしにとってズボンの丈が長すぎるのは仕方がない。ではなぜLを選んだのかというと、「サイトに記載された寸法からすると、Mでは入らない」という事情があったからだ。
なんせ、Lサイズのウエストが76センチ、Mサイズだと72センチとのことで、もしもMサイズを選んだならば内臓を取り除かない限りボタンは閉まらないのである。
ちなみに、わたしのウエストは実寸で80センチを超えているため、もしもLサイズの数値(76センチ)が正しければこのズボンを履くことはできない。とはいえ、わたしくらいのウエストの人間がこの世の存在しないとは思えないので、さすがに76センチというのは「およそ」であると解釈したわけだ。
だが、間違ってもウエスト72センチは無理だろう。どれほど死ぬ気で腹を引っ込めようが、紐で縛り上げてコルセットで固定しない限りそんな数字は叩き出せない。そして、ボタンの閉まらないズボンほど価値のない衣服はないわけで、その時点でMサイズは戦力外となった。
なお、ヒップに関しては「Mサイズ105センチ」「Lサイズ109センチ」というわけで、実寸100センチのビッグヒップのわたしであっても、まぁ安心して選べる数字ではある。
そもそも全体的にダボっとしたフォルムのパンツゆえに、ヒップが必要以上にゆったり作られているのは理解できるが、なぜウエストだけがそんなにも細く設計されているのか理解に苦しむ——いや、世の中の女性のウエストというのが、じつはそのくらい細いのが当たり前なのかもしれないが。
とにかくこのような経緯から、まず第一に「ズボンのボタンが閉まらない・・という悲劇だけは避けよう」いう個人的な事情から、ウエストの寸法を参考にLサイズを選んだのである。
ところが、実際に着用してみたズボンのウエストは、実寸80センチのわたしの胴回りをはるかに超えるゆとりがあった。さらに尻周りも余裕があり——といっても、こちらは座ると無理のないフィット感なので、ある程度正しいサイズなのだろう——ウエストがゆるい分、丈の長さなど確実に詰めなければ履けないレベルだった。
とはいえ、一般的に考えて「Lサイズ」というのはデカいに決まっている。わたしだって通常ならばMサイズを選ぶわけで、海外製品ならばXSサイズの時すらある。だから、普通に考えればLサイズなど選ばないのだが、今回に限っては肝心のウエストが「Mサイズでは入らない寸法」だったのだから仕方がない。
にもかかわらず、このデカさはなんだ?!これならばMサイズでも入ったに違いない・・いや、むしろMサイズがちょうどよかったはずである。ていうか、一体全体どこをどう測れば「ウエスト76センチ」がこのデカさになるんだ・・・?
愚かなミスチョイスによるショックに立ち尽くすわたしは、さっそく返品の申し出を行った。すると、なんと「お客様の事情による返品や交換はお受けいたしません」というキャンセルポリシーの文言が送られてきたではないか。
(ななななんと!?・・そんな一発勝負の賭けみたいな商売、やってんじゃねーよ!!)
ネット販売の商品で返品または交換ができないというのは致命的である。もしもそうであれば、サイズ感や色合いなど複数の人間によるコメントを載せるべきだろう。
たとえばユニクロやH&Mは、身長・体重・年代に加えて選択した商品のサイズと着心地をコメント欄に記載しているので、自らが選ぶ際の参考になる。しかも、実際の店舗へ出向いて試着することもできるし、なによりそこまで値が張るわけではないので、サイズをミスしたとしてもそれほど大きなショックは受けない(返品もできるし)。
だが今回の商品は、1万円を超えるズボンであるにもかかわらず、示された寸法はどこをどう測ったものなのか分からない数値だし、購入者のコメントや評価の記載は一切なし。おまけに、着用していたモデルは身長160センチ45キロという細さでLサイズを着用していた——ここが、最も誤解を招くポイントだったのだ。
そのような細くて華奢なモデルの女性が、普通に履いているLサイズのズボンを見せられたら、さすがに「体重差プラス10キロ、かつ、ウエスト80センチヒップ100センチ」のわたしが、Mサイズなど選べるわけがない。
にもかかわらず、届いたズボンは明らかにデカい上に交換不可というオチ——。
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決して商品が悪いわけではないのに、こういう結末になるとどうしてもその店やメーカーの印象が悪くなってしまうわけで、ネット販売オンリーの業者は自社の手間を省くことだけを追究せずに、購入者の満足度についても感情を割いてもらいたいものである。
もしも「ちゃんとしたニンゲン」が運営しているのであれば・・。




















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