カフェでの滞在時間は「30分しかないから」

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友人「このあと予定があるから、あと30分くらいしか時間ないや」

(おしゃべりすると時間が経つのも早いから、小さいドリンク一杯で十分かな・・)

 

わたし「そっか、了解!」

(30分しかないとなると、注文する飲み物に気をつけないとならないな・・)

 

 

わずかな時間を使って友人とお茶をすることにしたわたしは、いくつかのカフェを覗くもどこも満席——いや、当初の目的地だったエクセルシオールなど、まさかの改装工事により門前払いを食ったわけだが、日曜の昼下がりということもありカフェはどこも満席+長蛇の列。

そんな惨敗モードの我々を唯一受け入れてくれたのは、プロントだった。とはいえ、プロントもパッと見ではほぼ満席で、一人掛けがポツポツと空いている程度。しかしながら、店内を隈なく探索したところ、幸いにも二人分の座席を確保することに成功したのだ。

 

プロントに入るのはかなり久しぶりだが、滞在時間30分のわたしにとって重要なのは「いかに効率的に飲み干せるドリンクを注文するか」である。中でも、猫舌のわたしにとってホットドリンクは手強い相手となるため、モノによってはアイスの選択を迫られる可能性も——。

それよりなにより、「量」を考慮することが最優先事項かもしれない。いつものごとくデカいサイズばかりを乱発したのでは、さすがに30分では処理しきれないこともある。おまけに、一杯だけでは精神的に不安定になってしまうわたしは、少なくとも4種類のドリンクを頼まなければならない——となると、これは小さいサイズを複数注文するのが正解ということか。

 

というわけで、まずは「レギュラーサイズのドリップコーヒー」を注文した。これは、いついかなる時でも省くことのできないデフォルトのメニューであり、美味いだの不味いだの主観的な範疇を超えた”絶対神”と呼ぶべき存在だ。

たとえるならば、トイレの後に手を洗うように、または外出の際に施錠をするように、わたしにとってごく当たり前の行為として、「カフェに入ったらドリップコーヒーを注文する」という流れができているのである。

 

続いての選択肢は「カフェラテ」だが、ここで少し検討を要することとなった。通常ならばホットラテを注文するべき場面だが、本日は時間がないため、熱い飲み物ばかりを注文するとタイムロスの恐れがある。そこで、「ぬるめ」の希望が通るかどうかを確認する必要があった。

「申し訳ありませんが、ぬるめにお作りすることはできません」

・・というわけで、この時点でアイスラテ一択となり、さらにアイスならばゴクゴク飲み干せるため、サイズは大きくても問題ないだろう。

 

そしていよいよ、わたしの大好物である「抹茶ラテ」を選ぶ時がきた。ホットもアイスもいずれも魅力的ではあるが、カフェラテをアイスにしたのであれば抹茶ラテはホットでなければバランスがとれない——よし、ラージサイズのホット抹茶ラテにしよう。

 

さて、残すは「ティー」である。ここまでの3種類・・といっても抹茶ラテにエスプレッソは含まれていないが、コーヒー系だけではどこか偏りがちになるため、普段ならば4種類目はフラペチーノやアサイーヨーグルトをチョイスすることが多い。

だが今は内臓脂肪を除去中のため、心を鬼にして無糖のティーを選ぶことにした・・ん?ルイボスクランベリーティーだと?なになに、季節限定メニューなのか——いいね、これにしよう。

 

ここでわたしは、改めて「今日はドリンクを堪能する時間が短い」という”条件”を思い出した。

猫舌のわたしが3杯のホットドリンク・・しかもラージサイズ×2杯を喫了するには、液温が熱すぎないことが絶対条件となる。しかしながら、いかほどの温度で提供されるのかは手にしてみなければ分からず、そんな行き当たりばったりでは時間内にすべてのドリンクを飲み干せないかもしれない。

ならばここは、予防線を張っておくべきだろう——。

 

「すみません、氷を何粒かもらえますか?」

(よし、これで猫舌対策はバッチリだ!)

 

 

こうして、わたしは4種類のドリンク+氷を乗せたトレーを慎重に運んだのだが、そんなわたしの姿を見つけた友人が・・なんと、大爆笑しているではないか!

(え!?なんで笑うんだ?!こんなにも気を使ってコーヒーを選んだというのに・・)

すると友人は、

「だからぁ・・時間ないって言ったじゃん!!」

と、腹を抱えて笑うのである。

 

——要するに、各々の思惑が微妙にズレていたわけだ。

友人「30分しかないから、小さいサイズ一杯で十分」

わたし「30分しかないから、ホットは小さいサイズでアイスはデカいサイズ。念のため、ホッとを一気飲みできるように氷も確保しておこう」

 

個人的にはかなりの配慮と我慢をしたつもりだったが、こういうところで本質的な強欲っぷりが現れるんだな・・と、妙に納得するわたしなのであった。

 

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