スターバックス史上「最高の費用対効果を叩き出す飲み方」とは

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ハッキリ言ってわたしは意地汚いオンナである。命の次に大切なものはカネであり、銭ゲバの申し子といっても過言ではない。

そんなわたしが自信をもって推奨する"コスト面で圧倒的にスタバを満喫し倒す、正しいコーヒーの飲み方"について、満を持して紹介しよう。

 

まずは言うまでもなく、タンブラーを持参することだ。これは当たり前の当たり前であり、「そんな当たり前のことを、なにを今さら!」と文句を言われそうだが、念のため告げておく。

ちなみに、タンブラーへドリンクを入れてもらうと、21円の割引き(持ち帰り価格)となるので断然お得。

 

なお、冒頭で自らを「銭ゲバ」と称してしまったわたしだが、タンブラーを使用することは"コスト面での負担減を狙っての行為"ではない。なぜなら、せっかくのコーヒーを紙カップやプラスチックのリッドで飲むなど愚の骨頂。コーヒーの香りをしっかりと鼻へ運び、適切な温度を長時間保つことで、たった一杯のドリップコーヒーでも至福の時を過ごすことができるわけで、そのための準備としてタンブラーが必要なのだ。

おまけにコスト面でもタンブラーのほうが財布に優しいとくれば、タンブラーを持参しない理由などない。さらにスターバックスでは、「タンブラー部」という部活動が行われており、部員を絶賛募集中である。よって、今すぐタンブラー部へ入部してもらいたい。

 

話がそれてしまったが、タンブラーでコーヒーを注文することが大前提である上で、注文するドリンクは「アイスのドリップコーヒーを氷無しで、ミルクを追加でたっぷりと」である。

実はわたし、見た目によらず冷たい飲み物を好まないのだ。内臓への負担を考えても、キンキンに冷えたドリンクをガブ飲みするなど自殺行為に近い。とはいえ、コールドドリンクの気分のときに常温で出されては幻滅するため、もう少し冷えた状態を求めたい。だが、大量の氷がジャラジャラと音を鳴らすほど、冷やしてもらいたくはないのだ。

 

そこで「氷無し」にするわけだが、そうなるとタンブラーに必要以上の空間ができることとなる。・・おっと、タンブラーのサイズと注文したドリンクのサイズとの関係性だが、必ず「注文するドリンクよりワンサイズ上の大きさ」のタンブラーを用意してもらいたい。

わたしは通常トールサイズのコーヒーを注文するので、タンブラーはグランデサイズである。そのため、氷無しのアイストールドリップが注がれた大きなタンブラーを覗き込むと、液量の少なさに寂しさを覚えたりする。

・・・しかし、これこそが重要なポイントなのだ。

現状として、グランデサイズのタンブラーにトールサイズの氷無し・アイスドリップが入っている。そこへミルクを追加してもらうのだが、店員は「ミルクはどのくらい入れましょうか?」と尋ねてくる。そこでアナタは満面の笑みを浮かべながら、「なみなみと注いでください!」と答えるのだ。

 

——さぁ、足し算の時間である。通常のトールサイズ(アイス)から氷の分が差し引かれたドリップへ、なみなみとミルクを注いでもらう。そしてタンブラーのサイズはグランデ・・ということは、氷の分だけ余計にミルクを入れてもらえるわけだ!!

ちなみにスタバでは、アイスのドリップへミルクを追加するのは無料。ホットのドリップ(いわゆる、ホットコーヒー)へホットミルクを入れると、「カフェミスト」という商品になるため、価格もスチームミルクの分だけ高いのだ。

 

つまり、トールドリップ412円(持ち帰り価格)からタンブラー割引21円が入り、正味391円で、ミルクをたっぷり加えたグランデサイズのアイスドリップ(氷無し)が堪能できるのである(参考:グランデサイズのカフェミストは520円)。

 

・・・まさか、これで終わりだなんて思っていないだろう。そう、本題はこの後なのだ。

ご存知のとおり、ドリップコーヒーを購入したレシートには「ワンモアコーヒー」という文字が記載されている。そして当日中であれば、このレシートを見せることで2杯目のドリップコーヒーを128円(持ち帰り価格)で手に入れることができるのだ。

 

繰り返しになるが、トールドリップ/412円をたったの128円で味わえるうえに、ミルクを投入することでグランデへサイズアップが可能・・つまり、液量的にはグランデサイズのコーヒーを128円で満喫できるという、奇跡的なスターバックスの楽しみ方なのである。

 

 

こうしてわたしは、グランデサイズのアイスカフェオレ2杯を519円で飲むことに成功した。ちなみに、純粋な液量は「氷無し」であることからも、1リットルを超えているだろう。

費用対効果でみると、この2杯こそが"スターバックス史上最高の飲み方である"と、自画自賛するのであった。

 

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