マルチタスクっぽい状況

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日頃から注意力散漫な生活を送っているわたしだが、本日は「3つの種目(?)を一挙にこなす」という難易度の高い処理を実行してみた。とはいうものの、どれも受動的な行為なので自己満足というか何というか、そこにどれほどの意味や価値があるのかは分からない。

いや・・ただ単に「暇つぶしor寂しさを紛らわせようと、音や映像を流していただけ」というのが正解かもしれない。なんせ、ピアノの練習中にYouTubeを視聴するような、ふざけた集中の仕方が身についてしまったわたしは、逆に音がなければ集中できない脳の状態となってしまったわけで——。

 

 

では、わたしが一体どのような種目をこなしたのかというと、まず一つは「某講習のeラーニング」である。

意外にもまともな回答で驚いたかもしれないが、期限付きで受講しなければならないプログラムがあり、いい加減に着手しないと大変なことになるギリギリのラインが「今日」だった——要するに、決して褒められたもんじゃない、ということだ。

 

それにしても、この手の講習はチャプターごとに小テストを受けるのがお決まりだが、ちょっと言いにくいが「真面目に講義を聞かずとも小テストの点数は稼げる場合が多い」ため、他のことをしながらでも修了は可能。

(・・などと言ったらわたしが不真面目に映るので、あくまで「一般論」であることを念を押しておこう)

そんなわけで、ひとまず真面目にeラーニングを受けながら、少しだけスマホで映画を見ることを思いついたわたしは、アマゾンプライムにて「機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ」をチョイスした。

なぜ今さらハサウェイなのかといえば、現在上映中の「キルケーの魔女」を見るにあたり、前作との繋がりを再確認する必要があったからだ。しかしながら、過去に一度視聴しているだけあってイマイチ興味をそそられず、eラーニングを受講しながら・・まさに”ながら見”の状態で、スマホの画面とパソコンのモニターを交互にチラチラ見続けていた。

 

このように「ダブル受け身」となる動画視聴に飽きてきたわたしは、テーブルの上に無造作に置かれた雑誌へと視線を落とした——その名も「社労士TOKYO」。これは、東京都社労士会が月一で発行する会報だが、ペラペラとめくるうちに少し気になるページで手が止まった。それは、「障害者の法定雇用率引上げに関する特集」だった。

障害者雇用促進法では、事業主に対して法定雇用率(現在、民間企業は2.5%)以上の障害者を雇うことを義務付けている。その率が、今年7月から2.7%に引き上げられるため、これまでは従業員40人に対して一人の障害者を雇用すれば達成できたところ、今夏からは37.5人の従業員に対して一人の障害者雇用が義務付けられるのだ。

ちなみに、なぜ小数点以下の人数になるのかというと、週の労働時間が20時間以上30時間未満の従業員のことを「短時間労働者」と呼ぶが、常用労働者(労働時間が週30時間以上)を一人とカウントするのに対して、短時間労働者は0.5人のカウントとなることから、小数点以下の人数が発生する仕組みとなっている。

 

(となると、障害者を一人雇わなければならない顧問先が増えるな・・あ、でも学生がノーカウントならばギリギリ対象外か。にしても、雇用したくても業務の切り出しが難しい職場では、目標が達成できずにハロワから指導が入るのも致し方ないのか。ていうか、すべての事業主に障害者雇用の義務を課すというのも、どうなのかなぁと思わなくもないが・・)

 

——と、ここでわたしの目と意識が、すべて紙面へ向けられていることに気が付いた。内容の重要性も関係しているが、やはり動画のような受け身のコンテンツよりも、「己の目で読み進め、指でページをめくる」という原始的かつ能動的な動作が無意識に優先されるのだろう。

そしてこれは、ヒトがどれだけ進化を遂げたとしても変わることのない「優先順位」なのだと思う。自らの意思で読み進めること、そして、紙をめくるという物理的な動作・・こんな原始的な情報収集の在り方が、最先端である「受け身のデジタル」に勝るのだから、不思議であり面白くもある。

 

 

というわけで、eラーニングはいつの間にか終わっていたので(ラッキー)、閃光のハサウェイを途中から見直すことにするが、結局のところ「マルチタスク」などまやかしの虚言なのだということが、改めて確認できたのである。

 

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