恨み節をブツブツ・・

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悪いことは続く・・というが、まさにその王道を突き進んでいるわたしは、絶え間なく襲い来る左腕の痺れと肩回りの激痛に耐えながら、コーヒーを飲みつつシイタケを齧(かじ)っている。

なぜコーヒーにシイタケかというと、大したものを食べていないにもかかわらず、体重が2キロ増加した現実を受け入れての減量食的なものだ。

ちなみに昨日は、ニンジンと柿とミカンしか口にしていないにもかかわらず体重は変わらなかった。要するに、なにを食べようが・・いや、なにも食べなくても体重が減らない体になったのだ。

 

なぜこうなったのかというと、頸椎ヘルニアの鎮痛薬の副作用だと思われるが、明らかに代謝が落ちたことで尿量も尿勢も貧相になった。それゆえに、どれだけ大量にコーヒーを飲んでも「ふざけてんの?」とツッコみたくなるほどのチョロチョロ尿に、肩甲骨の痛みも相まって絶望の闇に愕然とするわたしなのであった。

 

そんな哀れなわたしだが、仕事はしなければならない——というわけで、社会保険の取得時訂正の手続きをするため、滅多に使うことのないプリンターを稼働させた。

・・というか、この期に及んでなぜ「訂正については紙で届出なければならない」のか、本気(マジ)で理解に苦しむ——いや、本当は分かっている。システムの都合上、訂正届を組み込むことが難しいのだ。正確には「そこまで対応させるには莫大な費用がかかる」という事情から、いつまでたっても訂正届は手書きなのだ。

(マジでバカバカしい・・)

首の痛みと体重増加のイライラに加えて、何年経っても電子化しない政府の怠慢に怒髪衝天寸前のわたしだが、理性を総動員させてプリンターから出てくる紙を静かに受け取った・・・・は???

 

なんと、排出された紙は真っ白だった。インク残量を確認するも十分な量だし、これといってエラーメッセージが出ているわけでもない。念のため、モノクロではなくカラーで印刷してみたが、薄っすらと何かが印字されている程度で明らかに故障している模様。

振り返ってみると、使用頻度は高くないがプリンターを購入してから長い年月が経過しているのは確か・・もう寿命なのだろう。

 

ここへきてプリンターの故障は頭が痛い。手続きをするには様式をプリントアウトしなければならず、残された選択肢は「コンビニでプリントアウトするしかない」の一択。

(クソッ・・わざわざ外へ出なければならないなんて、面倒くさいじゃないか)

とはいえ、どれほど暴言を吐いたところで死んだプリンターは生き返らない。そこでわたしは、コンビニ印刷のアプリをダウンロードすると、必要書類のデータを登録してコンビニへと向かった。

 

それにしても、便利な世の中になったもんだ——。

オトナなわたしは気を取り直し、外の空気を吸いながらコンビニまでの散歩を楽しんでいた。思い返せばその昔、コンビニでデータを出力するにはUSBメモリが必要だった。それが今では、スマホのアプリからサッと印刷できるなんて——あぁ、なんて素晴らしい時代なんだ。

 

鼻歌まじりで上機嫌なわたしは、コンビニへ到着するとアプリを操作してデータを転送し、印刷開始のボタンをタップした。

(・・ん、なんで進まないんだ?)

なぜか印刷が始まらない——おっと、なにかメッセージが出ているな。どれどれ・・・・・ハッ??????

 

なんと、印刷するにはカネが必要だった。しかも現金で140円が必要・・って、キャッシュレスのわたしは現金なんて持ち歩いていないし、家に帰ったところで小銭が落ちていることもない。

あるとすれば冠婚葬祭用に常備してある紙幣のみで、それをわざわざ崩さなければならないのか?電子申請できない手続きのために、わざわざ新品の一万円札を崩さなければならない、というのか??

 

(正気消失)

 

 

——このように、奇しくも悪いことは続くのであった。

 

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