ここ最近、コーヒーチェーン店ではなくコンビニコーヒーに舌鼓を打つようになったカフェイン依存症のわたしだが、ふと一抹の不安に襲われた——もしかすると、スタバやタリーズのコーヒーのほうが、美味いんじゃないか。
なぜこのような疑問を抱いたのかというと、いくらコンビニコーヒーが高品質で本格的とはいえ、さすがにコーヒー専門店を名乗るカフェの十八番(おはこ)を超えることなどありえない。であれば念のため、本家本元のコーヒーとやらを己の舌で確かめなければなるまい。
・・というような妄想を、残り少なくなったローソンのメガコーヒーにお湯を注ぎ足して「かさ増し」しながら飲み干す貧乏人は、考えたのである。
*
このような経緯から、わたしはひとまず近所のタリーズへと向かった。
にしても、ここへ寄るのは地下鉄を利用する間際にコーヒーを欲したときくらいだ。なんせ店舗が地下にあることから、わざわざここまで降りる「面倒くささ」に耐えられないのである。
そして、とりあえずショートサイズのドリップコーヒーを注文してレシートを受け取ったところ、ワンモアコーヒーの表記に目が留まった。
「ワンモアコーヒー」とは、本日のコーヒーやアイスコーヒー、オリジナルティーといった対象商品を購入した際に発行されるレシートで、二杯目のドリンクがお得になるという優れたサービス。もちろん、スターバックスでも同様のサービスが提供されているのだが、タリーズの着目すべき点は「サイズアップしてもそれなりの割引価格で購入できる」という部分だ。
便宜上、ドリップコーヒー(ブリュードコーヒー)の前提で話を進めるが、スタバの場合は一杯目をトールサイズにすると、ワンモアコーヒーも同じサイズかそれよりも小さなサイズでなければ「150円」という割引価格は適用されない。そのため、急いでコーヒーが飲みたい・・ということでショートサイズを購入すると、次回もショートサイズでなければお得なサービスを受けられないわけだ。
(しかしながら、おそらく「スタバ会員であること」や「モバイルオーダーを利用すること」などの一定条件をクリアすると、一杯目をショートサイズで注文しても、二杯目のワンモアコーヒーをトールサイズで購入することができる。もちろん、150円のままで。なぜなら、わたしが毎回そうしているから——とはいえ、公式にそういったアナウンスはされておらず、いったいどういう仕組みなのかはよく分からないので悪しからず)
だが、タリーズは違った。一杯目をどのサイズで注文しようが、二杯目は各々のサイズごとに割引価格が決まっており、なかでも「グランデサイズが270円で飲める」という事実に驚かされた。いかんせんグランデは、普通に買えば510円もする代物だというのに、ワンモアコーヒーならばおよそ半額という破格の安さで飲めるのだから、これを利用しない手はない。
おまけに、一杯目でショートサイズのアイスコーヒーを頼み、ワンモアコーヒーでグランデサイズのホットコーヒーを頼む・・というように、「異なるドリンク、かつ、異なるサイズとの合わせ技」を使えば、それこそお得感満載なコーヒーブレイクを手に入れることができるわけで、こうなるとスタバよりもタリーズのほうがコスパが充実しているといえる。
(ということは・・まず、ローソンのメガコーヒーがおよそ500mlで360円、タリーズのグランデサイズが470mlでワンモアコーヒーならば270円、同様にスタバのワンモアコーヒー(しかしながらサイズはトール)だと、350mlを150円で購入することができる、ということになるのか)
うぅむ、いったいどの組み合わせが最も「お得」なのだろうか——。
*
振り返ってみると、コンビニコーヒーとコーヒー専門店のコーヒーとの違いを確認するべく、大手チェーン店であるタリーズへと踏み込んだわけだが、気がつくといつの間にか「いかにお得に大量のコーヒーが飲めるのか」に思考回路は傾いていた。
要するに、わたしにとってコーヒーというものは「いかに安くたくさん飲めるのか」が決め手となる・・という虚しい真実が、奇しくも発覚した瞬間なのであった。




















コメントを残す