本当に大した事ではないのだが、我ながら「大した事じゃないんだから、めんどくさがらずにやればいいのに」と思うことがある。
まぁ、大体において大した事ではないのだから、面倒くさがろうがくさがるまいがどちらでもいいのだが、それでも「寒いと思うなら、布団くらい直せばいいのに」と、自分自身のことなのにどこか他人事として捉えてしまうくらい、不思議に思うのである。
具体的にどのようなことかというと、起床時に羽根布団やタオルケットの熱(わたしの体温)を冷ましてから、適度な大きさに折りたたんで並べておく・・という習慣があるわたし。
「羽根布団をわざわざ畳むの?!」と思われるかもしれないが、敷布団やマットレスを覆う形で掛け布団を置きっぱなしにしておくのが、どうも許せないのだ。
許せないというのは、体温や汗が直に染みこんでいるシーツや布団パッド、さらにはマットレス(マットレスまで体温や汗は伝わらないが)の上を覆うという行為が、ダニの温床を提供しているように思えて仕方がない・・というのが理由。
無論、毎日布団カバーや布団パッドを洗濯すればいいのだが、そこまでのことはやらないものぐさなわたしは、せめて「寝汗や体温による湿気を乾燥させておきたい」と考えたわけだ。
こうして、敷布団カバーや布団パッドの湿気を放出させる目的で、羽根布団を折りたたんで置くことで敷布団が空気に触れる面積を増やしているのだが、
「でも、羽根布団を折りたたんだら、(羽根布団側の)畳んだ部分は空気に触れないから意味ないのでは?」
と思われるだろう——たしかにその通り。だからこそ、わたしは就寝の際に”折りたたまれた状態の羽根布団”を掛けて寝ているのだ。
・・・え?!
そう、わたしは羽根布団を半分に折りたたんだ状態で掛けている。そのため、肩や足が布団からはみ出ることで寒い思いをするのだが、それでも翌朝布団を畳む手間を考えると、乾燥している面を死守するべく最低でも二分の一、場合によっては四分の一に畳んだ状態で使用しなければならない。
そんなジレンマと戦いながら、どうにか睡眠を手に入れているのである。
明け方の気温が最も下がる頃、わたしの手足は冷え冷えとしている。そんな冷たい四肢をどうにか温めるべく、胎児のように丸まって小さなの羽根布団に収める——このような無駄な努力をするくらいならば、羽根布団を広げて掛ければいいじゃないか。
それは正論なのだが、残念ながらわたしには難しい。なぜなら、そんな面倒くさいことのために体力を使うことは断じてできないからだ。そもそも、ちょうどいい感じで眠い今、わざわざ起き上がって羽根布団をかぶるという行為は、さすがに面倒くさすぎて無理である。
しかも起床後、改めて羽根布団を折りたたむのであれば、最初から折りたたんだ状態で肌に触れない部分を作っておくほうがいい。そうしたら、その部分を下にして置くことで、熱や湿気がこもった部分が上になる・・すなわち空気に触れることで、より迅速に乾燥するのだから。
(よし、ここは我慢しよう)
こうしてわたしは、ブルブル震えながらも睡眠を継続するのであった。
*
布団をかけることや布団を畳むことなど、大した事ではない。そんなことは分かっているのだが、それでもどうしても動作に踏み切る勇気がない——いや、面倒すぎてやりたくないという気持ちが勝ってしまうのが、ものぐさなわたし。
そして、いよいよ起床時刻を迎えると、「ようやく、体を伸ばしても温かい状態でいられる!!」と、清々しい気持ちでベッドから起き上がるのであった。










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