さすが連休最終日・・池袋駅は多くのニンゲンで超混雑していた。
にしても、なぜ改札内でこんなにも混んでいるんだ——と思っていたら、なんと渋谷駅で人身事故が発生した影響で、すべての路線が運転を見合わせていたのだ。
ピアノのレッスンで北赤羽へ向かうべく埼京線のホームに立っていたわたしは、線路の向こう側に停車している山手線の車内が、すし詰め状態の乗客で大変なことになっている様子を静観していた。渋谷駅での人身事故だから、環状線である山手線が大変なことになるのは想像に難くない——あぁ、あれだけは乗りたくないものだ。
そして、わたしがいる埼京線のホームには湘南新宿ラインを待つ者も溢れているのだが、どうやら他の路線より一足早く、湘南新宿ラインだけが運転を再開する模様——おぉ、ラッキーだ。
ちなみに、赤羽や大宮へ向かうならばどちらの電車に乗ってもたどり着くため、埼京線の客らはほぼ全員、湘南新宿ライン側へと踵を返した。無論、わたしもそうすることにした。
23区内・・正確には「山手線の内側のエリア」については、JRが止まっても地下鉄でやりくりできるし、バスを使えば目的地へたどり着かないことなどないくらい、縦横無尽に交通手段が展開されているから素晴らしい。
しかしながら、池袋以北に関しては地下鉄が少なくなるため、今回のように別路線で近くまで行くか、はたまたバスを使うかのいずれかになる。そんなわけで、とりあえず赤羽まで行って、そこからは歩くかバスに乗るかして師匠の元を訪れる算段をつけた。
湘南新宿ラインは、池袋の次が赤羽ということで、あっという間に到着してしまったわたしは、騒然としている駅構内をかき分けて西口へと出た。だが、JRが止まっている影響なのか連休最終日だからなのかは不明だが、駅前は構内よりも多くの人だかりで溢れかえっていた。
そして、言うまでもなくバス停には長蛇の列——やはり考えることは皆同じなんだな。
グーグルマップで北赤羽駅までの行き方を検索したところ、どうやら練馬駅行きか成増駅北口行きのバスに乗って5つ目の停留所で降りればいいとのこと。たしかに、電車でいえば隣の駅なのだから近くて当たり前ではあるが、10分もあれば到着するのでラッキーだ。
こうしてわたしは、赤羽駅を出て数分歩いたところにあるバス停へ向かい、30人ほどの列の最後尾に並んだのである。
なお、師匠のお宅へたどり着いたのは、レッスン開始の予定時刻から20分遅れ。
すると師匠は「急がなくても、埼京線が動き出してからでよかったのに」と笑ったが、池袋駅で聞こえてきたアナウンスによると、もしも埼京線の再開を待っていたならば、今もなお池袋駅のホームに佇んでいたことになる——そんな無駄かつ恐ろしいことはできない。
我々ヒトには立派な足があるわけで、いざとなったら5キロくらいは歩けばいい。よって、最寄り駅とは言わずとも少しでも近くへ運んでもらえたならば、あとは歩くなりタクシーに乗るなりすればいいのである。
ちなみに、赤羽駅のタクシー乗り場には50人超のタクシー難民が控えており、「あれを待つくらいならば、歩く方がマシだ」という至極まっとうな考えに至ったわたしは、そんな自分に驚いた。
普段ならば、たかが200mでもタクシーに乗りたいと思うほど、歩くことが嫌いなズボラ人間だというのに、今日に限っては「あの長蛇の列に並ぶほど、愚かな選択はない」などと、まるで聖人のような考えに至ったのだから不思議である。
(まぁ、珍しく天気も良かったし初めて降りた駅だったし、試しにその辺りを探索してみようという気になったのだろう)
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こうして、人生初の赤羽駅への降臨からバスで北赤羽駅まで移動するという「ちょっとした冒険」に挑んだわたしは、結局のところ遅刻はしたがそれなりに楽しいミッションだった・・と、満足げに振り返るのであった。










私が乗った山手線の1本後の電車で人身事故でした。目黒で停車し、大崎に行きたかったのですが、駅員の誘導で目黒線で大岡山→大井町線で大井町→りんかい線で大崎と慣れないせいもあり1時間かかりました。お目当ての大崎に着いた時「山手線内回り外回りとも運転再開しました〜」アナウンスが… 止まってお茶してれば良かった。
あーー、それはキツイな😓
目黒から大崎なら歩いても30分かからないし、あとはちょっと離れたところにバスあるから、それでも大崎まで行ける🚌