黄色い主食

 

季節は秋ということで、ここ最近のわたしの主食は”黄色系果実”で埋め尽くされている。

 

まずは、メインすなわち腹持ちの観点で欠かせないのが「柿」だ。

柿は果肉自体に歯ごたえがあるが、それよりなによりあの硬い皮のおかげで、咀嚼の回数を増やすことができる=満腹を感じやすくなるという、優れた効果を内包する優秀な果物。

しかも、(種なしの場合)ヘタを除いてすべて可食部なので、捨てる部分がかなり小さくて済む。おまけにヘタと葉っぱが乾燥しているので、ゴミ収集の日まで常温で放置しても腐敗臭に悩まされることがない。

というわけで、歯ごたえがあり咀嚼回数が稼げて不可触部分が少なく処理に手間がかからない。おまけに、値段も安くて包丁要らず——こんな万能な食べ物は、当たりを見渡しても柿くらいだろう。

 

しかしながら、乾いた喉を潤すには柿の果汁だけでは足りない。そこで登場するのが、「キウイフルーツ」と「みかん」である。

(※キウイは黄色というより緑色ではあるが、ゼスプリのサンゴールドの果肉は黄色に近いので、こいつも仲間に加えさせてもらう)

 

キウイの利点は、柿同様にそのほとんどが可食部ということ。そして、硬めの個体を水道水でゴシゴシ洗い、そのままガブリと齧りつく——適度な歯ごたえと滴る果汁に大満足。これこそがキウイの正しい食べ方である。

丸ごとキウイに齧りつくと、あっという間に一つを食べ終わってしまうので、一度のタイミングで5~6個食べることになる。だが、喉は潤っても腹は満たされないのがキウイの特徴なので、やはり柿の存在が必須となるわけだ。

(ちなみに、一度のタイミングで柿3~4個を摂取するとそこそこの満腹感を得ることができる)

 

こうして、ごろっとした体積の柿と、酸味たっぷりなキウイが胃袋へと納められたところで、仕上げに「甘い汁」でバランスを整える。ここで登場するのが、みかんである。

今の時期、”極早生(ごくわさ)みかん”が旬であるため、スーパーの果物売り場で山積みにされている。しかも、個体のサイズが小さいため、一袋10個入りの極早生みかんを一度で食べ切れるからちょうどいい。

 

先の柿やキウイは皮ごと食べるが、みかんに関してはさすがに皮を剥いて食べるため、ほぼ咀嚼不用な柔らかい果実にどんどん手が伸びた結果、気付けば大量の残骸・・みかんの皮に囲まれているのが常。

ジューシーかつ程よい酸味と甘みは嬉しいが、いかんせんこの大量の皮の処分には苦労する。レンチンしてみたり天日干ししてみたりと、少しでも体積を減らすべく加工を試みるも大した効果は得られず。よって、最終的には業務用冷凍庫でゴミの日まで眠らせることとなり、なんとなく気分が悪いのだ。

だが、極早生みかん10個で600円、対する柿やキウイは一個200円——費用対効果を鑑みると、みかんという選択肢を排除することはできないのが現実。ゆえに、ここは目をつむるしかないのである。

 

そして、黄色系果実三連発にて胃袋が満たされたところで、最後にデザートとして「梨」の出番だ。

今の時期は「新高(にいたか)」や「にっこり」といった、大玉でみずみずしい”晩生梨”が旬。前出の果物たちと比べると、一個500円ほどする梨は単価としては決して安くはないが、そのサイズ感からするとまぁ納得の値段ではある。

 

そんな黄色い大玉に齧りつき、溢れ出る豊富な水分をダバダバとこぼしながら芯ギリギリまで喰らい尽くす・・これぞまさに至福の時。

高級なフルーツを丸ごと食べる瞬間は、やはり格別な思いに駆られるのである。

 

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こうして、わたしの食事が終了するわけだが、よくよく考えるとこれだけではすぐに空腹を覚えるため、なんだかんだでケバブを摘まんだりアップルパイに手を出したり・・あぁ、だからわたしは太るのか。