わたしは今、とても悩んでいる。
その理由は、「眼科への受診を約束したにもかかわらず、一カ月以上経過しても未だクリニックを訪れていないことについて、どう言い訳をしようか悩んでいる」というもの。
事の顛末としては、8月の終わりに米国へ向かう前日、突如、左目が結膜炎のような症状に見舞われたのが発端。
朝起きると、大量の目やにに加えてわずかなまぶたの痛みを覚えたわたしは、顔を洗うタイミングで鏡に映る自身の顔を見て驚いた。なんと、左目が真っ赤に充血しており、まぶたも腫れ上がっているではないか!!
幸いにも熱はないのでウイルス性ではなさそう。とはいえ、しばらくして発熱する可能性もあるので、検査をしなければ分からない。仮にウイルスでなければ細菌性ということになり、いずれにせよ右目に感染する恐れがあるので抗生剤の点眼が必須——すぐさま眼科へ行かなければ。
こうして主治医の元を訪れたわたしは、簡易ウイルスチェックを受けるも陰性(しかしながら、部分的に「陰性」というだけで他の部分にウイルスがいる可能性は否定できない、とのこと)だった。
そこで、抗菌点眼薬とステロイド点眼薬の両方を処方してもらい、毎日点眼することになった。
ウイルス性の場合、残念ながら特効薬は存在しない。そのため、強い炎症を抑える目的でステロイドが使用される。それと同時に、他の細菌感染を予防するべく抗生物資を使う、というのが一般的な治療。
そして細菌性の場合は、当然ながら細菌の増殖を抑えるべく抗生物質が有効なので、いずれにせよ抗生物質とステロイドを点眼し続けることで、じっくり治すしかないわけだ。
(それにしても、よりによって明日出国という土壇場でこんなことになるとは、運が良いんだか悪いんだか・・)
とはいえ、どうせこうなるのならば日本にいる時点で発症してくれて助かった。放置して治るものでもないし、他人にうつしたり他の症状(発熱や倦怠感など)が現れたりしても厄介なので、ギリギリのタイミングで目薬が手に入ってよかったというのが本音。
これがもし、米国へ向かう機内だったりしたら・・想像するだけで恐ろしい。
そんなわけで、「(ステロイドを使っているので)数日後または一週間後に目の状態を確認させてほしい」と言われたが、しばらくは日本を離れるため、帰国したらすぐに受診することを約束してクリニックを後にした。
だが、わたしが帰国したのは今から一カ月前の話であるにもかかわらず、未だに眼科を訪れていないという事実——。
なぜそんなことになっているのかというと、帰国してすぐに眼科へ向かおうと思ったのだが、なんだかんだで後回しになってしまい、そのうち「まだ帰国していないことにしよう」と思い始めたのだ。
主治医には、「一カ月くらい海外に行く」と伝えてあるので、初診日から数えるとまだ余裕はある。よし、実際に一カ月経過したら行こう。
それから一週間、さらに十日と月日は過ぎ、その間もずっと「そろそろ受診しなければ」とか「いくらなんでも、もう帰国しているのはバレているだろう」などと、常に主治医の顔が脳内をチラついていたが、それでもついつい後回しにしてきた。
実際のところ、症状はとっくの昔に治まっているので、念のため角膜の状態を確認するだけになるだろうが、主治医の前で「必ず受診する」と宣言したにもかかわらず、約束を反故にするような真似はできない。であれば、大幅に遅れた分の謝罪(?)も兼ねて、眼底検査を合わせて行うことで相殺するのはどうだろうか——うん、これがもっとも配慮に満ちたベストな対応だ。
そんな「謎の相殺方法」まで編み出したわけだが、本来の帰国から一カ月ちょっとが経過しているにもかかわらず、今もなお未受診のわたし。
そして「今日こそは行くぞ」と覚悟を決めた矢先に、不運にも”本日は休診日”というオチ——。その結果、明日は予定がいっぱいで明後日も移動が多くて明々後日は週末で・・などと言い訳を重ねた結果、どんどん眼科への足が遠のくのである。
(とりあえず、手土産を持参してクリスマスくらいに現れるか・・)
ワンチャン、「まだ帰国していないテイで乗り切れるのでは?!」などと、この期に及んでなお、子供だましの作戦を練るわたしなのであった。











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